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嬉遊笑覧
四/雑伎
意銭は、〈○中略〉銭おうち中る事とも聞ゆれど、和名抄に毛無とも訓せたるおみれば、うつ事とは異なるべし、もむは揉字などおもよみて、両手にてするわざ也、されど攤うつと雲事もあるは、銭お両掌の内に持てよく念じて擲ち、其なめとかたとのあらはれたるおもて、勝負する事なるべし、