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囲碁式
先手事
初番の先手(○○)おひとしくあらむにおいては、むねとの人、若は先達にはうたせずしていそぎすべし、所おおく義なり、聖目(○○)に可打、さけておくは様々しくてけましき也、次の手は心にまかすべし、先の手おば中聖目(○○○)に打入べくやとおぼゆ、其故は中に打つればかさ(○○)おうたる、中の池おとられず、四丁(○○)不被懸、又我為には此等の事に皆便ある也、但是はこのみによるべきにこそ、