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伊勢駿河守貞順記
ふかそぎの事、〈○中略〉この様体は、下賀茂御手洗川の石おとりて、左右の手にもたせ候て、ごばん(〇〇〇)の上にあがらせ、さて髪およくときさげ候て、かみのすそおはさみ候て国候、はやし候に口伝候、同石お左右の足にも一づゝふまへさせ申なり、
○按ずるに、碁盤お著袴、深曾木等の時に用いる事は、礼式部著袴、深曾木の二篇に詳なり、参看すべし、