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嬉遊笑覧
四/雑伎
今碁将棊双六の三つの内、碁にはむだ言おいひつゝ打つこと希なり、世話尽、〈明暦二年刻〉打たる狸のはら鼓御地何ほど蛭の瘡尋、その外少々出せり、其内手みせきんとありて、註に三盤にわたると書たり、今略きて手みきんといふ、広く賭博に用とかや、続山井、花のあとや風の手みきん石の竹、〈政好〉手ぞみたき風にみだれ碁石の竹、〈山石〉