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邯鄲亦寝夢

盤面遊曲集
目碁(○○) 〈猶白碁共いふ、碁盤四分一の片隅目の内にて打なり、〉
此打方、白ばかり両方共に縦ば三十目宛手に持、先手後手定おき、先の方より何れの処へも一手打、浮手の方より其先手の石につけて打也、又其石に付段々付て打、四つ目に成時は打て取也、打て取、被取打、行末に至り絵図の〈○図略〉如く目碁の形に自成也、其時手に残る石多〈き〉方、何目勝と知る也、工夫もの能々勘弁有べし、