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萩原随筆
象棋 駒銘水無瀬お家とす、王の字に点うつこと、は、国に二君なしの心と雲へり、又二王いまさんことお忌て、一方に点おうつとも雲へり、或説禁中にては両方に玉お用、王おせむると雲ことお忌ゆへなり雲々、