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守貞漫稿
二十八
石子
いしなごと雲、今京坂にては、いしなごとりと雲、女童集り各々小石或二或は三つお集め、一童持之、席上に抛蒔き、其数石の内一石お取り、是お尺ばかり、或は二三尺上になげ上げ、落来る間に二石おとりて、後落る石お受け、席上の石とり尽せば、再蒔き散之、今度は三石づヽお取て、落る石お受、三四回准之、七回に至り畢とす、半に受過つ時は、次の童に譲る、又虊子お以て石に代て為之おむくろじとりと雲、又ぜヾ貝と雲小螺にても為之、ぜヾがい、江戸にてきしやごと雲、