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茶道筌蹄

茶会
往昔は茶会(ちやえ)といへり、太平記に佐々木道誉など茶会お催すといふ事あり、紹鴎、利休居士の時代に至て、茶(ちや)の湯(ゆ)と称す、茶の湯と仏家に奠茶(てんちや)、奠湯(てんとう)お略して茶湯(ちやとう)といふ、居士是に混ぜざるやうに、茶の湯といへりしとぞ、