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茶之湯六宗匠伝記

小堀遠江守宗甫公自筆の写
一夜会に所々の道筋に石灯籠有、みな〳〵火お灯すべし、又石灯籠うへ込の内に有、景の能物なり、是にも灯すべし、
一夜会の時待合腰懸共に行灯お灯し置べし、刀かけの脇の石には、手燭に火お灯すべし、数寄屋の床に短檠に油火お灯すべし、灯真五筋か七筋たるべし、猶長どうしんにして、後穴よりさげ置べし、