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茶伝集

雪掃除心得の事
一雪雨の時は、外露地に竹の子笠お、客の数程一つに重ね、又下駄も同前に置べし、但置所不定、物に不障所に置べし、書院より露地へ出候時は、雪駄より下駄お置て吉、
一雪月の夜は客早く来るもの也、子細有事なり、亭主も其心得して可待事なり、
一寒気の雪雨には、客露地に久敷不置様、急ぎ内お仕廻呼入が吉、