[p.0440][p.0441]
南方錄

客手水遣ひ様の事
客初の所作に手水おつかふ事、是露地第一の法式也、看板にも記すごとく、心頭おすゝぐお以て肝要とす、柄杓亭主の置たるに違ぬ様にすべし、猿戸枝折戸にても、末坐是お立べし、