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南方錄

案内の鉦打様之事
主後坐の配合お仕廻鉦お打べし、禅林の規縄に、飯に三下、茶に二下、版お打と雲へり、其故実お以て、五の数は可然か、千家大方は三声お被用、とかく案内お報ずる所本意也、版喚鐘其外にても主の料簡次第打べし、他流にどらの音、色々口伝お雲へ共不可用、
客手水つかひて後坐に入る事
案内あらば、火相お考次第、相さそひて坐入すべし、手水初坐の心持同前、