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茶之湯六宗匠伝記

小堀遠江守宗甫公自筆の写
茶碗お跡先にいたゞく事
一御茶飲候而、跡さきにいたゞく事、鹿園院殿〈○足利義満〉御馬屋の者に御茶被下候時、あまり忝さ身にあまりたるゆへ、雨度いたゞく也、其お世に見ならひ、猶なる事とて跡先に戴也、