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茶之湯六宗匠伝記

小堀遠江守宗甫公自筆の写
一炭のきらひは、十文字、しもく、五徳おはさむ事、割炭おうつむける事、輪お横に置事、炉ぎはへ八歩より内へ入事、若寄時は切と雲習有、〈○中略〉
一輪遣候事は、其身器量次第に御入候、弐つにても三つ四つ五つまでは遣申候、
一細炭七寸八寸九寸まで遣申候、いろ〳〵とまがりくねりたるお賞玩す、〈○中略〉
一折節は筋違炭お遣申候、景に成程能物也、