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南方錄

炭切やう附組様
炭の切様、胴炭、相手炭、長、わり、輪炭、品々有といへども、本意は釜の大小に随て寸お極てよし、何寸何分と定法はなし、炉の間は二炭分の程、休公〈○千利休〉は炭斗に入られしと也、相手に寄炭お加る事あり、其時為也、風炉にては其心得に不及、