貞要集
三
風炉炭炉炭切様之事
一風炉胴炭 〈大四寸 小四寸二三分、切口一寸五分、〉 一相手炭〈大二寸六分 小三寸迄、切口一寸一二分迄、〉 一輪炭 〈輪厚六分七分、切木口二寸余、〉但半月にも 一割炭 二寸より三寸余迄、但炭大小に寄、 一細炭
二寸四五分三寸四寸迄 一留炭 一寸三四分一寸七分迄
右風炉炭之切様如斯
炉炭之寸法
一胴炭 〈大五寸六七分、小六寸、切小口に寸五六分迄、〉 一相手炭 〈大四寸、小四寸五分迄、切小口二寸余迄、〉 一大割炭 〈大二寸五分、小五寸迄、〉割口無寸法 一輪炭 〈大八分小一寸〉割小口無寸法、大成吉、 一細炭 四寸五分より五寸迄
一中割炭 三寸より四寸二三分迄、色々長短可有之、 一留炭 〈大一寸六七分小二寸迄〉右は炉炭の寸法、炭の大小見合、第一に切べし、総じて炉中冬は炉深く、春に成ては浅く致候、寒中は下火も多く入、炭も多く置申候、春二月比は下火も軽く、炭も心持可有之事也、炭切申候て、とくと水にて洗ひ、日にほしてつかひ申候、洗ひ不申候ては、炭の粉落て惡敷有之候也、
一白炭寸法無之候
一風炉胴炭 〈大四寸 小四寸二三分、切口一寸五分、〉 一相手炭〈大二寸六分 小三寸迄、切口一寸一二分迄、〉 一輪炭 〈輪厚六分七分、切木口二寸余、〉但半月にも 一割炭 二寸より三寸余迄、但炭大小に寄、 一細炭
二寸四五分三寸四寸迄 一留炭 一寸三四分一寸七分迄
右風炉炭之切様如斯
炉炭之寸法
一胴炭 〈大五寸六七分、小六寸、切小口に寸五六分迄、〉 一相手炭 〈大四寸、小四寸五分迄、切小口二寸余迄、〉 一大割炭 〈大二寸五分、小五寸迄、〉割口無寸法 一輪炭 〈大八分小一寸〉割小口無寸法、大成吉、 一細炭 四寸五分より五寸迄
一中割炭 三寸より四寸二三分迄、色々長短可有之、 一留炭 〈大一寸六七分小二寸迄〉右は炉炭の寸法、炭の大小見合、第一に切べし、総じて炉中冬は炉深く、春に成ては浅く致候、寒中は下火も多く入、炭も多く置申候、春二月比は下火も軽く、炭も心持可有之事也、炭切申候て、とくと水にて洗ひ、日にほしてつかひ申候、洗ひ不申候ては、炭の粉落て惡敷有之候也、
一白炭寸法無之候