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茶道要錄
上/主法
釜之事同水遣具
一柄杓之事形あり、〈○中略〉風炉の時、釜の上に杓お置やう三品の伝あり、炉の時は、杓お釜の口へ掛て、内へ合お入る事本意也と雲共、湯多して合の浸(つか)る程なれば、釜の縁に合お掛置也、合湯の沸に付て杓動く故に、如此湯少しく、又は縁高して、釜湯杓に不障、則合お釜の内へ入置べし、