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茶道正伝集
上一
真炉台子諸作法
一亭主少間お置、炭斗お持出、薄茶前の炭お直し候、但炭置候作法、前後替る事なし、但薫物おくべおはる時、上客より火箸所望有、則火箸お左へ持替、右の手に而釜数紙お取出し、火箸の先お拭ひ、火箸お揃て頭のかたお上客の方へなして、炭斗の向、畳の目に随て直に置、炭斗お持て勝手へ入障子お立候也、
○按ずるに、此他茶杓蓋置等の諸器物お所望して見る事あり、今省略に従ふ、