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三百箇条
下之上
一数奇屋は四畳はん、一畳はん、弐畳大、此座敷にて自余のさし図可有分別事、
怡渓曰、〈○中略〉右三通の座敷囲炉裏の切様、左勝手、右勝手は常体なれば不及記、其内大切目小切目とむかしよりいふは、一畳の先に切たるお大切目、大目の先に切たるお小切目といふ、畢竟一畳はんと一畳はん構と也、四畳はんと四畳はん構大目と大目構とのこと也、