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茶話指月集

小座敷に衝上お明〈け〉たるは道陳、床お四尺三寸に縮たるは、道安にてありしが、休〈○千利休〉もよしとおもひけるにや、その通りにしつる也、〈○中略〉また休が衝上の障子おかけはづしにして、不自由なるお、さる人見て、上に溝おほりて、ひきあけ給へといへば、いやさやうに操ること、われは好ずといふ、