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槐記
享保十三年五月三日、風炉先の小屏風は、必ず立ることにはあらず、壁もなく両方ともに、ふすまなどの処には、小屏風なければしまらぬもの也、又風炉お前へ引出して飾れば、尚以て入らぬ也、真の風炉お真中にかざりては、屏風お立ることあり、是は又格別なり、