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茶道筌蹄

庭之部
飛石 一番石は石の上へあがりて、坐敷の敷居へひざのかゝる高〈さ〉およしとす、壁より六寸明〈き〉、二番石の高〈さ〉は、一番石と三番との間也、一番と二番との明〈き〉は、草履お横に入るゝ程、次第次第に此明〈き〉なり、三番石より高〈さ〉二寸、
但し三番石お定め高〈さ〉二寸也、二番お居ゆるに、一と三と見合て、其後に二番お定る也、捨石 顚きなき石お用ゆ、数極りなし、庭の摸様によるなり、