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大猶院殿御実紀附錄

歩行頭して宇治採茶の事にあづからしむるは、完永十年二月、朽木与五郎友絅、神尾宮内少輔守勝、近藤五左衛門用行、安藤治右衛門正珍、巡年に宇治にまかり、茶詰の事とり行ふべしと命ぜられしより起りしなり、