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宗五大草紙

公私御かよひの事
一御茶まいらする事、右の手にて台お持、左の手にて建盞と台とおかゝへて、ちと差出して令持之、まいらせさまには両の手にて台お持てまいらすべし、聞し召て後は、両の手に台ばかり持と申候へ共、たゞ前のごとく持たるがあぶなくも候はでよく候、