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槐記続編
享保十七年十一月廿日、口切御茶、参候、〈○中略〉
宗和袋棚 此形ありて当年初めて出来す、袋棚の襖、口きんに唐紙の押画、此墨絵は、先年江戸にて、御印籠の下絵お養朴にかヽせられたる由、名印あり、引手は先年拙〈○山科道安〉が求めしお召上られたる瓢箪のつる也、水指なんばん、