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茶道要錄
上/主法
風炉之事
一前土器之事、図あり、火お顕すまじきが為也、火気お押ゆる故に、酷暑の節は二枚重ても立る也、冷しき時は一枚お下て立る、恒は一枚お以て高下見合有べし、歳若き者に此土器上お下へして、直なる方おみせて立させたる事有、総じて春秋は火お顕はし、夏はかくす也、