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茶伝書
十
一鐶
大小色々有、定寸も無御座由、先年良玄〈江〉被仰付候鐶、三斎翁も、此位大小いづれの釜にも釣り候にも吉と被仰候、雛がたに而御好被成、為御餞別御贈、今に所持秘蔵、日用お成し、後年之見合に寸法留置候、太さ弐分に弱し、差渡輪の内に而弐寸四分、喰違七分、鎚目十九、総体少平め、鎚めは上下より当る、脇はなし、
大小色々有、定寸も無御座由、先年良玄〈江〉被仰付候鐶、三斎翁も、此位大小いづれの釜にも釣り候にも吉と被仰候、雛がたに而御好被成、為御餞別御贈、今に所持秘蔵、日用お成し、後年之見合に寸法留置候、太さ弐分に弱し、差渡輪の内に而弐寸四分、喰違七分、鎚目十九、総体少平め、鎚めは上下より当る、脇はなし、