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槐記
享保十二年正月廿四日、参候、釜しきの紙、一通りかましきとてこれあり、半紙よりは大に、美濃よりは小く、少しあつきもの也、それお四つに折て、十九枚より廿一枚までのものなり、紙の厚薄によりて紙数のちがいあり、直しやうは、紙の重りたる方お先と勝手へなるやうに、折目お客付と我方になるやうに置ことなり、なぜなれば、釜が置さまに、たヽくれぬやうにとのこと也、