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倭訓栞
前編十五/知
ちや〈○中略〉 茶筅の字、大観茶論にみえたり、茶はもと末茶にて、点茶に茶筅お用たり、今も末茶の時は然り、元の時よりは葉茶お専らにす、此方にても、始には煎茶にも茶筅お用いたりとぞ、今は然らず、