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茶伝集

一水屋雑巾、寸法定りなし、浅黄か紺木綿弐尺計に切て水屋に置べし、〈○中略〉
一水屋柄杓 杉柾目
差渡三寸八分半 深さ弐寸壱分半 木厚一分によはし 底板弐分 柄の長さ甲際迄七寸弐分、柄甲際の巾三分五り、同厚弐分、 柄の元巾四分、同厚三分、 木口より六分下り、柄通しの穴有之、先きの処は、輪の下より七分上りて、柄先五厘計出して引通有之、はねは三寸計にして吉、
一水こし 杉柾目
右同寸にして底なし、布輪巾三分半、厚壱分也、
一水屋手桶
寸法なし、大小の五つたがの桶又は焼物の瓶お用、〈○中略〉
一茶巾たらひ 杉柾目
面桶のごとくにして、差渡七寸五分、深さ三寸三分、板の厚さ弐分半、底三分によわし、足無曲物也、