... ... ... ざるべしと思はるるなり、且つ令の本注には、太上天皇、譲位帝所称とありて、譲位の後は例として称すべきに似たり、 ... 、是より後数世の間も亦尊号お上るの文なし、嵯峨天皇の譲位し給ふや、自ら帝号お除き、人臣に列せんとす、是に於て ... 又按ずるに、扶桑略記舒明天皇十三年の条に、一説雲、譲位於皇極天皇、号太上天皇とあるに拠れば、太上天皇の尊号 ... ... ... ... 可有之候也、〈◯中略〉口上先達而得御意候、院御所へ、御譲位御移徙為御祝儀献上、御肴代割合、生鯛二尾、代百拾五匁 ... ... ... ... ... に、ほどなく位おおりさせ給て、延久四年十二月八日、御譲位にて、〈◯中略〉五月七日、御年四十にてうせさせ給にけり ... ... ... ... 、近日可立太子有議、及今日俄改譲位也、〈◯帝王編年記に、同日立太子、即受禅とす、〉 七月 ... ... に与ふる太政官符あれども、略同文なるお以て略す、〉御譲位警固固関可用意物条々、木契三枚用檜木、長三寸、方一寸 ... ... ... 〉翌日行先帝〈◯花山〉譲位之礼、 ◯按ずるに、一条天皇の御父円融天皇と花山天皇の ... ... ... ... ... 諡、所司知之、 ◯按ずるに、水鏡には、聖武天皇の出家お譲位の後の事と為し、一代要記には、譲位の日に在りと為す、 ... も、亦在位の時の事なり、而して太上天皇とあるは、当時譲位の議の既に定まれるに由りて、預め称したまひしものにて ... ... 禅、且又御弟〈◯弟恐兄誤〉之子へ譲位、御在位十け年、新院九年也、年数略相同、譲位受禅之処 ... ... ... ... ... ... ... して退、外へ出、未刻計に御節会あり、次第別に記之、御譲位俄也、誰も無知人、中御門大納言計にて各驚計也、 ... ... ... ... ... ... ... ... 為摂政、被載譲位宣命者、節会終、自旧主〈◯後円融〉御所〈中園殿〉摂政〈 ... ... 〈春秋廿九、在位廿一雲、〉関白相府被示仰諸卿雲、可有譲位之由奉詔、次参啓東宮之間、忽以晏駕、於今者不可被行其 ... ... ... ... ... 醍醐〉内裏、可被渡剣璽雲々、 廿二日甲寅、〈◯中略〉御譲位蔵人方事、蔵人兵部少輔成輔申沙汰之、旧主〈◯花園〉明後 ... ... 文中二年即北朝の応安六年に、長慶天皇より後亀山天皇に譲位りあしと為し、南朝お四代と為し、確保己一の花咲松には ... ... 恕〉二十一年以前従官使入洛、拝寛永太上皇〈◯明正〉譲位、正保天子〈◯後光明〉即位之大礼、今対此図則恰如直視其 ... 上皇譲皇居而移緑洞、今滋則親王自離宮初入新殿、故雖有譲位行啓之異、然其行粧相同耳、想夫行啓之後、於離宮有譲位 ... ... 田千町之由退入、次大臣令官人召弁仰之、次職事就軾、仰譲位於皇太子、以某朝臣令摂行政事、一如忠仁公旧事、且停太 ... 、近衛殿御表皇居、同御裏方〈今出川〉東宮御座之処、御譲位御受禅以後、御裏方〈江〉新院被為移御入替也、 今日以近 ... ... ... 或雲、直皇子践祚雲々、此等説未有一定雲々、 七日乙巳、譲位事伝国等事、自元不及沙汰雲々、幼主不甘心之由、東方頻 ... ... ... がらへば恋しかるべきよはの月哉、長和五年正月十九日御譲位、〈◯節略〉 ... ... 辛丑、天皇有意譲位故出居外宮、 廿九日壬寅、皇太子〈◯陽成〉自出東宮駕牛 ... 車詣染殿院、是日天皇譲位皇太子、勅右大臣従二位兼行左近衛大将藤原朝臣基経、保 ... ... ... 判官平雅康来、伝東宮〈◯三条〉令旨、是御譲位以後、可被奉御表、可奉書之旨也、〈学士宣義朝臣所作也 ... 弱也、後日見宣、可有三段之拝、其故依立太子載其事、即譲位事雲々、有宣字、又宣雲々、太子事宣雲雲毎読宣字可有拝 ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... 、仰可令集会刀禰之状、大臣召内記、令作譲位宣命、訖先以草案、就内侍奉覧、〈若有可損益者、拠勅処 ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... 最初皇太子に立ち給ひしが、永治元年十二月、崇徳天皇御譲位の時、鳥羽法皇の御意お以て、更に皇太弟と改て受禅せし ... め給ひしが如し、なほ譲位篇皇太弟受禅の条参看すべし、 ... ... 日有可供之仰、尚不快歟、〈〇中略〉又密語雲雲、仰雲、譲位事、左府〈〇藤原道長〉近日頻有催事、答雲、伊勢祈後、 ... 月二日己卯、資平雲、主上密々被仰雲、日来左大臣頻責催譲位事、太奇事也、又雲、当時宮達不可奉立東宮、依不可堪其 ... 後一条〉足為東宮者、於吾前所定如此左右思慮何為、至今譲位事都思留了、〈〇中略〉又被仰雲、大納言公任、中納言俊 ... ... ... ... ... 詣染殿院、是日天皇譲位於皇太子、勅右大臣従二位兼行左近衛大将藤原朝臣基経、 ... ... ... ときたちさり聞え給はず、いとくるしげにおはします、御譲位六月十三日なり、十四日より御こヽちおもらせ給ふ、〈◯節 ... ... ... ヽろにせさせたまはん御はかりごとにや、新主〈◯仲恭〉に譲位ありしかど、即位登壇までもなくて軍やぶれしかば、外舅 ... せたまふ、三種の神器おば閑院の内裏にすておかれにき、譲位のヽち七十七け日の間、しばらく神器おつたへたまひしか ... ... ... 事、於殿中命于飯尾兵衛大夫也、 十月三日、新田荘三箇保譲位段銭、定光請状奉懸于御目也、御小袖三重盆段子高檀紙杉 ... ... ... ... ... けるに、御夢の告の有けるにやとぞ、人は申ける、忽に御譲位の事お行はれて、承元四年十一月廿五日に、受禅〈◯土御門 ... 天皇譲位於順徳天皇〉の事ありけり、 ... ... 、将佐称唯してしりぞく、是お警固となづくる也、警固は譲位にかぎらず、毎年の賀茂祭以下ことある時行はるヽ事也、 ... ... ... ... ... ... と思食す事に成ぬ、 ◯按ずるに、明正天皇践祚のことは、譲位篇の譲位出於不平の条に詳にせり、就て看るべし、 ... ... 又雲、雨不止者、誰人可差笠哉、将監如何者、答雲、雖有譲位雨儀、剣璽渡御他所之時、無雨儀例、今案如命将監何事之 ... ... ... もはべらねばなむなど申させ給ふ、さてかへらせ給ぬ、御譲位六月〈◯寛弘八年〉十三日なり、〈◯節略〉 ◯按ずるに、後 ... ... ... 宮、駕牛車詣染殿院、是日天皇譲位於皇太子、勅右大臣従二位兼行左近衛大将藤原朝臣基経、 ... ... ... ... ... ... ... ...