!!!ありあけ(有明)→ころもうつこえ(衣打つ声) :かせなから−まつのひまもる−ありあけに−ほのほのをちの−ころもうつこゑ:[[【葉守千句】]]/山何[みねとほき]/長享元(1487)年10月9日<〜11日> :よもすから−つきはこのころ−ありあけに−たたたまくらの−ころもうつこゑ:[[【明応年間百韻22巻】]]/何路[こそたちし]/明応6(1497)年1月1日 !!!ありあけ(有明)→[[かえるかりがね(帰る雁)]] :ありあけの−いるやまのはも−おほろにて−こゑもかすかに−かへるかりかね:[[【看聞日記紙背50巻】]]/何人[まつかえに]/応永29(1422)年3月28日 :ありあけの−なこりやなほも−うすかすみ−こしちはとほく−かへるかりかね:[[【看聞日記紙背50巻】]]/山何[あめはれて]/応永30(1423)年5月25日 !!!ありあけ(有明)→つれないなかににしきぎ(連れない仲に錦木) :ありあけの−つきのかすむは−ならひにて−つれなきなかに−たつるにしきき:[[【看聞日記紙背50巻】]]/唐何[いやとしに]/応永31(1424)年1月25日 :ありあけの−くもににほひて−おほろよに−つれなきなかに−そふはにしきき:[[【看聞日記紙背50巻】]]/山何[せくみつの]/応永31(1424)年6月25日 !!!ありあけ(有明)→よぶかいみち(夜深い道) :ありあけの−□□□□□□を−おきいてて−はなにたひたつ−みちそよふかき:[[【文安年間百韻9巻】]]/何人[なもしらぬ]/文安4(1447)年8月19日 :ありあけの−つきのこるのに−むしなきて−こころやすらふ−みちそよふかき:[[【文明年間百韻34巻】]]/何人[あきかせも]/文明17(1485)年8月30日 !!![[ながつきのしも(長月の霜)]]→ありあけ(有明) :あらしはけしき−なかつきのしも−ありあけに−ころもうつよの−そらさえて:[[【美濃千句】]]/何心[つゆにきえ]/文明4(1473)年12月16日〜21日 :かしらそしろき−なかつきのしも−ありあけに−なくやよなかの−やまからす:[[【宗砌関係9種】]]/宗砌発句並付句抜書/小松天満宮本/ !!![[ふかいよるのそら(深い夜の空)]]→ありあけ(有明) :かへすもまつも−ふかきよのそら−をくるまの−つきさへにほふ−ありあけに:[[【永正年間百韻34巻】]]/何色[うゑてみぬ]/永正6(1509)年閏8月29日 :とりのなくねは−ふかきよのそら−あふさかや−すきのはしろき−ありあけに:[[【永禄年間百韻28巻】]]/何人[つきなから]/永禄5(1562)年8月11日 !!![[やまほととぎす(山時鳥)]]→ありあけ(有明) :はるををしめは−やまほとときす−なこりなほ−おほろつきよの−ありあけに:[[【住吉千句】]]/初何[さよしくれ]/大永元(1521)年11月1日〜14日 :さつきすきゆく−やまほとときす−みしかよの−くもまわかれぬ−ありあけに:[[【伊予千句】]]/何馬[もろひとの]/天文6(1537)年5月22日 :まつにもなかぬ−やまほとときす−ありあけに−なるへきつきは−おそくして:[[【称名寺連歌3巻】]]/xx[つきはあき]/正慶元(1332)年9月13夜 :よふかきいほの−やまほとときす−かりまくら−さそはれいつる−ありあけに:[[【延徳年間百韻16巻】]]/何路[うめかかの]/延徳4(1492)年1月23日 :はるもおもはし−やまほとときす−いるかたは−かすみもうすき−ありあけに:[[【弘治年間百韻8巻】]]/何人[ときはなる]/弘治3(1557)年8月28日