縮小社会の
エビデンスと
メッセージ:

人口・経済/医療・福祉/教育・文化/地域・国際、そしてマンガ

京都国際マンガミュージアム企画展

2022年1月22日|| - 5月16日||

お知らせ

開催概要

期間

2022年1月22日(土)~5月16日(月)

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、展示・イベント企画を、急遽延期や中止、
あるいは実施方法を変更の上で開催させていただく等の可能性がございます。
詳細は「お知らせ」にて御確認ください。

時間

午前10時30分~午後5時30分 (最終入館は午後5時)

休館日

毎週火・水曜日、2月24日 ※2月23日、5月3日、5月4日は開館

会場

京都国際マンガミュージアム 2階ギャラリー1、2、3

(京都市中京区烏丸通御池上ル)

料金

無料

ただし、マンガミュージアム入場料〔大人900円、中高生400円、小学生200円〕は別途必要

主催

国際日本文化研究センター共同研究会
「縮小社会の文化創造:個・ネットワーク・資本・制度の観点から」
(人間文化研究機構「博物館・展示を活用した最先端研究の可視化・高度化事業」)

企画

山田奨治(国際日本文化研究センター教授)/服部圭郎(龍谷大学教授)/
服部正(甲南大学教授)/谷川建司(早稲田大学客員教授)

展示・制作協力

髙橋耕平(アーティスト)、しりあがり寿(マンガ家)

イラスト イラスト

ショウさん・シュクちゃん

イラスト

ショウさん(65)

シュクちゃん(20)

実はショウさんはシュクちゃんの45年後の姿です。
©️しりあがり寿


参照:2065年2020年の人口ピラミッド

展示構成

 日本の人口は、2008年の1億2808万人をピークに、急速な減少に転じている。人口が縮小・高齢化し、加えて経済的な豊かさが失われるなかで、社会のさまざまな課題が噴出している。人口に見合った社会・経済・文化活動とは、どのようなものになるのだろうか。社会的・文化的活動を経済の文脈に限定せず、それがもつ個の「生」を充実させる働きをどのようにいかしていくことができるか。縮小社会のなかでの多様な動きをみわたせば、これまでとはまったく異なる発想での「生」のつむぎ方がみつかるかもしれない。

 4つのセクションにわかれた本展では、8つの視点から、〈縮小社会〉の実相を示すデータ=「エビデンス」と、そうした現実を生きるためのヒント=「メッセージ」を提示する。

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【人口・経済】

人口減少によって存亡の危機を迎えている自治体がある。需要が縮小して経済が回らなくなり、さらに人口が減る。 一方で、一人あたりの豊かさはむしろ増すとの意見もある。人口減少の実態と、地域や個人の豊かさを考える。
○主な展示物
 ・日本の人口減少シミュレーション動画
 ・縮小地域からのビデオメッセージ

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【医療・福祉】

高齢者の社会的孤立が深刻だ。文化的な活動によって地域社会との関係性を作り、孤立を防ぐ取り組みが行われている。広がりをみせる障害者による創作活動にも、縮小社会を生きるヒントがある。
○主な展示物
 ・関係をつむぐ、障害のある人の創作物
 ・社会との関わりを作る「屋台カフェ」

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【教育・文化】

出版業界が著しく縮小している。出版社の倒産や書店の閉店によって、良質な言説を世に送る回路が閉ざされていく。学校の縮小も急速に進んでいる。一方で、閉校した校舎を文化施設として再生する取り組みが進んでいる。
○主な展示物
 ・縮小する出版・書店に関する写真
 ・京都市内の学校の再活用に関する資料

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【地域・国際】

日本経済は、もはや外国人の労働力なくしては回らない。 ところが、日本は移民の受入れに消極的で、外国人労働者への人権侵害が後を絶たない。だが、日本文化を代表する和食をよくみれば、外国文化の影響がわかる。
○主な展示物
 ・日本で買える世界の食材
 ・川村淳平による「多国籍な和食」の図解イラスト(原画)

【マンガ・参考書コーナー】

縮小社会をテーマにしたマンガ作品と、参考となる書籍を展示。

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【しりあがり寿による描き下ろしマンガ作品】

マンガ家のしりあがり寿が本展のために描き下ろした、 8つのテーマの4コママンガを展示。

イベント

「縮小社会を考える映画祭」作品上映+監督とのトーク・セッション

 展覧会において提示されている、現代日本社会の人口減少、さまざまな領域での既存の仕組みの縮小、機能不全、崩壊など、 日本の社会や文化の在り方を根底から変えつつあるドラスティックな変化をとらえた、優れたドキュメンタリー映画作品4本を厳選し、上映します。 上映終了後は、毎回、それぞれの作品の監督と鑑賞者との間の対話(トーク・セッション)を行ない、「縮小社会=日本」の現状を知り、今後の日本社会の在り方について考えるきっかけを提供する場としたいと思います。 司会進行は、展示企画者のひとりで、本イベントのコーディネータでもある谷川建司(早稲田大学客員教授)が務めます。

2022年29日(土)★リモート開催
『双子暦記 私小説』
(2018年)
ゲスト:
原將人監督
原真織(女優)
2022年30日(日)★リモート開催
『桜の樹の下』
(2016年)
ゲスト:
田中圭監督
三脇康生
(仁愛大学教授、コメンテーター)
2022年19日(土)
『春画と日本人』
(2018年)

※18歳未満はご参加いただけません
※会場にて日文研所蔵春画を特別展示あり

ゲスト:
大墻 おおがき 監督
石上阿希
(国際日本文化研究センター特任助教)
2022年20日(日)
『孤独なツバメたち』
(2012年)
ゲスト:
津村公博監督
玉野井麻利子(UCLA教授)

公開シンポジウム「縮小社会、文化はどうなる!?」

 展覧会の内容を解説・補完する公開シンポジウムを開催します。 第1部では、トルコ在住で、『わたし今、トルコです。』などで知られるマンガ家の市川ラク氏をゲストに、日本の外から〈縮小社会〉について語ります。 第2部では、展覧会の元となった日文研の研究会メンバーが、あらためて〈縮小社会〉の現在と未来について議論します。


  • 出演者
    第1部 市川ラク(マンガ家)※オンライン出演/吉村和真(京都精華大学教授)
    第2部 共同研究会メンバー+髙橋耕平
  • 日時
    2022年3月13日(日)午後1時30分~4時30分
  • 会場
    京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
  • 定員
    100名(先着順)
  • 料金
    無料(ただし、マンガミュージアム入場料は別途必要)
  • 参加方法
    事前申込不要 ※当日午前10時30分よりミュージアム館内にて整理券を配布
「人がつながる屋台カフェ」+トークショー「屋台から社会的処方へ」

 企画展の「医療・福祉」セクションでも展示されている「屋台カフェ」は、「医者や看護師など医療従事者が小さな屋台をひいて街を歩き、コーヒーやお茶をふるまいながら、気軽に健康の話をする活動」です。 イベントでは、このカフェを主催している医師の守本陽一氏が、コーヒーをふるまいつつ、実際に健康相談に応じます。 トークショーでは、守本氏に加えてフランスの地域精神医療に詳しい三脇康生氏も招き、地域医療にアートを活かす可能性について語ります。


屋台カフェ
トークショー
  • 出演者
    守本陽一(公立出石医療センター総合診療科医員/一般社団法人ケアと暮らしの編集社代表理事)/三脇康生(仁愛大学教授、精神科医)/服部正(甲南大学教授、聞き手)
  • 日時
    2022年3月19日(土)午後3時00分~4時30分
  • 会場
    京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー6
  • 定員
    20名(先着順)
  • 料金
    無料(ただし、マンガミュージアム入場料は別途必要)
  • 参加方法
    事前申込不要 ※当日午前10時30分よりミュージアム館内にて整理券を配布