p.1217 妃ハ、皇后ノ次位ニ在ル御妻ノ稱ナリ、古訓ニ、ミメト云フ、即チ御妻ノ義ナリ、又キサキト云フ、其訓后ニ同ジ、キサキトハ專ラ言ヘバ皇后ヲ指シ、汎ク言ヘバ御寢ニ侍スルコトナレバ、妃ニモ此訓ハアルナリ、日本書紀ニ據ルニ、神代ヨリ此名アレド、後世ヨリ追書セシモノナレバ、其何ノ時ニ起レルヲ知ラズ、故ニ元妃ト曰ヒ、正妃ト曰ヒ、次妃庶妃ト曰ヘルモ、汎ク其等級ヲ擧グルニ過ギズ、文武天皇ノ大寳制令ニ至リ、妃二員ヲ置キ、其品秩ヲ四品以上ト定メタリ、品ハ皇族ノ位階ナレバ、皇族ヲ以テ之ニ充テタルナリ、是ニ於テ、妃ノ制度始テ見ハル、然レドモ當時妃ト稱スルモノ甚ダ少シ、僅ニ大寳元年七月ノ紀ニ、皇太妃〈恐クハ元明天皇ヲ指セルナラン、〉ノ名アルノミ、桓武天皇ノ時ニ至リ、夫人藤原旅子ニ妃ノ號ヲ贈ル、是ヲ制令後ノ再見トス、此時皇族ヲ以テ充ツルノ制ハ既ニ壞レタリ、是ヨリ後、妃ノ稱ノ史上ニ見ハルヽモノ、僅ニ二三ニ過ギズ、
〔新撰字鏡〕
〈女〉
p.1217 
〈以之、以爲二反、妃也、支佐支、〉
〔類聚名義抄〕
〈二女〉
p.1217 妃〈ニ非反、キサキ、〉
〔名目抄〕
〈人體〉
p.1217 妃(ヒ)
〔伊呂波字類抄〕
〈十比〉
p.1217 妃〈ヒ嘉偶曰レ妃、后妃也、〉
〔令義解〕
〈一後宮職員〉
p.1218 妃二員 右四品以上
〔令集解〕
〈六職員〉
p.1218 古記云、禮記〈◯曲禮〉云、天子之妃曰レ后、令法用二妃以下一皆爲レ妾也、朱云、妃二員、謂二皇后之次妻一也、凡妃夫人嬪者、並皆天子之婦也、其高下者如二文列一也、婦數有二若干色一可レ習也、如二臣下一不レ可レ准二思妻妾一耳、
〔唐六典〕
〈十二内官〉
p.1218 妃三人正一品、〈周官三夫人之位也〉 夫人佐レ后、坐而論二婦禮一者也、其於二内則一無レ所レ不レ統、故不下以二一務一名上焉、
〔令義解〕
〈一後宮職員〉
p.1218 後宮職員令第三、〈謂妃夫人嬪、此無レ所レ掌而處二職員一者、下有二十二司一、擧二其多者一言二之職員一、〉
〔類聚符宣抄〕
〈六〉
p.1218 中納言兼兵部卿藤原朝臣繩主宣、奉レ勅少納言奏、有下稱二妃某姓邑刀自一之辭上、自レ今以後、宜三除レ姓只稱二妃邑刀自一、若有二兩妃一、事須二相疑一者、更聽二勅裁一、
弘仁八年六月廿三日 少外記高丘宿禰潔門奉
〔令義解〕
〈七公式〉
p.1218 太皇太后〈謂天子祖母登二后位一者爲二太皇太后一、居(○)二妃位(○○)一者(○)爲(○)二太皇太妃(○○○○)一、居二夫人位一者、爲二太皇太夫人一也、〉〈太皇太妃、太皇太夫人同、〉皇太后〈謂天子母登二后位一者爲二皇太后一、居(○)二妃位(○○)一者爲(○○)二皇太妃(○○○)一、居二夫人位一者爲二皇太夫人一也、〉〈皇太妃、皇太夫人同、〈◯中略〉〉
右皆平出
〔令義解〕
〈四祿〉
p.1218 凡嬪以上、並依二品位一給二封祿一、〈謂欲レ顯レ不二減半一、故云レ依二品位一、其封祿是重、優令レ准レ男、資人位田、灼然不レ減、〉其春夏給二號祿一者、妃、絁廿疋糸卌絇、布六十端、〈◯中略〉〈若帶レ官者、累給、秋冬亦如レ之、以レ綿代レ糸、〉
〔延喜式〕
〈十二中務〉
p.1218 後宮時服
妃、絹六十疋、細布卌端、曝布五十端、〈冬加二綿三百屯一◯中略〉前件時服、夏四月五日、冬十月五日、内侍具録二人數及物色一移レ省造二解文一申レ官、
〔延喜式〕
〈三十三大膳下〉
p.1218 親王以下月料
妃、醬一斗二升、〈日四合〉未醬六升、〈日二合〉鹽一斗五升、〈日五合〉東鰒九斤六兩、〈日五兩〉隱岐鰒、煮堅魚、烏賊、海藻各
p.1219 七斤八兩、〈日四兩〉鮭十五隻、〈日二分之一〉腊十八斤十二兩、〈日十兩〉鮨廿五斤十兩、〈日十三兩二分一銖〉堅魚煎、紫菜、海松各一斤十四兩、〈日一兩〉
〔延喜式〕
〈三十五大炊〉
p.1219 親王已下月料
無品親王、内親王、妃、夫人、女御、〈日米各五升〉
〔延喜式〕
〈四十主水〉
p.1219 凡齋内親王、妃、〈◯中略〉起二五月一盡二八月一、日別一顆、〈◯氷〉
〔小野宮年中行事〕
p.1219 四月朔日、主水司始貢レ氷事
中宮東宮起二五月一盡二八月一、齋内親王妃(○)夫人尚侍相同、雜給起二五月五日一盡二八月卅日、具在二主水司式一、
〔延喜式〕
〈四十一彈正〉
p.1219 凡車馬從者、〈◯中略〉其妃廿二人、
〔小野宮年中行事〕
p.1219 四月五日、中務省申二妃夫人嬪夏衣服文一事
〔小野宮年中行事〕
p.1219 四月十日、中務省奏二後宮并女官夏時服文一事
〔小野宮年中行事〕
p.1219 十月三日以前、點二定五節舞姫一事
藏人頭奉レ仰、召下仰可レ獻二五節舞姫一之公卿或親王上、但后妃女御尚侍可レ獻レ之、別遣二中使一令二仰示一矣、
〔小野宮年中行事〕
p.1219 十月四日、中務省申二妃夫人嬪女御冬服衣服文一事
〔延喜式〕
〈三十八掃部〉
p.1219 凡設レ座者、〈◯中略〉妃夫人錦草墩〈黄地覆瓮錦表、紫地車前子兩面縁、縹東絁裏、〉
〔延喜式〕
〈五十雜〉
p.1219 凡乘二輦車一出二入内裏一者、妃限二曹司一、
〔延喜式〕
〈五十雜〉
p.1219 凡乘レ車出二入宮城門一者、妃已下大臣嫡妻已上限二宮門外一、
凡大簦聽二妃已下三位已上及大臣嫡妻一
〔日本書紀〕
〈一神代〉
p.1219 一書曰、是時素戔嗚尊、下二到於安藝國可愛之川上一也、彼處有レ神、名曰二脚摩手摩一、其妻名曰二稻田宮主簀狹人八個耳(イナダミヤヌシスサノヤツミヽ)一、〈◯中略〉是後以下稻田宮主簀狹之八個耳生兒、眞髮觸奇稻田媛(マガミフルクシナダヒメ)上、遷二置於出雲國篏川上一、而長養焉、然後素戔嗚尊以爲レ妃(ミメ)、
〔日本書紀〕
〈二神代〉
p.1220 一書曰、天照大神、以二思兼神妹萬幡豐秋津姫(ヨロツハタトヨアキツヒメノ)命一、配二正哉吾勝勝速日天忍穗耳(マサカアカツカチハヤビアメノオシホミヽ)尊一爲レ妃(ミメ)、
〔日本書紀〕
〈三神武〉
p.1220 天皇生而明達、意礭如也、〈◯中略〉長娶二日向國吾田邑吾平津媛(アヒラツヒメ)一爲レ妃(ミメ)、生二手研耳命一、
〔日本書紀〕
〈十四雄略〉
p.1220 元年三月、是月立二三妃一、元妃(○○)葛城圓大臣女曰二韓媛一、〈◯中略〉次有二吉備上道臣女稚媛一、〈◯中略〉次有二春日和珥臣深目女一、曰二童名(ヲクナ)君一、〈◯下略〉
〔日本書紀〕
〈十七繼體〉
p.1220 元年三月癸酉、納二八妃一、元妃(○○)尾張連草香女曰二目子媛一、〈更名色部〉
〔日本書紀〕
〈十九欽明〉
p.1220 二年三月、納二五妃一、元妃(○○)皇后弟、曰二倉稚綾姫皇女一、是生二石上皇子一、次有二皇后弟一、曰二日影皇女一、是生二倉皇子一、
〔日本書紀〕
〈二十五孝徳〉
p.1220 大化元年七月戊辰、立二息長足日廣額天皇〈◯舒明〉女、間人皇女一爲二皇后一、立二二妃一、元妃(○○)阿倍倉梯麻呂大臣女曰二小足媛一、生二有間皇子一、
〔日本書紀〕
〈三神武〉
p.1220 庚申年九月己巳、納二媛蹈韛五十鈴媛命一以爲二正妃(○○)一、
〔日本書紀〕
〈十八宣化〉
p.1220 元年三月己酉、詔曰、立二前正妃(○○)億計天皇女橘仲皇女一爲二皇后一、
〔日本書紀〕
〈二十八天武〉
p.1220 納二天命開別天皇女、莵野皇女一爲二正妃(○○)一、
〔日本書紀〕
〈四孝靈〉
p.1220 二年二月丙寅、妃倭國香媛〈亦名絙某姊(ハヘイロネ)〉生二倭迹迹日百襲姫(ヤマトトトヒモヽソヒメノ)命一、〈◯中略〉亦妃絙某弟生二彦狹島命一、〈◯下略〉
〔日本書紀〕
〈四孝元〉
p.1220 七年二月丁卯、〈◯中略〉妃伊香色謎命生二彦太忍信命一、
〔日本書紀〕
〈四開化〉
p.1220 六年正月甲寅、先レ是天皇、納二丹波竹野媛一爲レ妃、
〔日本書紀〕
〈五崇神〉
p.1220 元年二月丙寅、妃紀伊國荒河戸畔女、遠津年魚眼眼妙(ホツアユメメクハシ)媛、〈◯中略〉生二豐城入彦命一、〈◯下略〉
〔日本書紀〕
〈六垂仁〉
p.1220 十五年八月壬午朔、立二日葉酢媛命一爲二皇后一、以二皇后之三女弟一爲レ妃、
〔日本書紀〕
〈七景行〉
p.1220 四年二月甲子、天皇幸二美濃一、左右奏言之、茲國有二佳人一曰二弟媛一、容姿端正、八坂入彦皇子之女也、天皇欲二得爲一レ妃、幸二弟媛之家一、弟媛聞二乘輿車駕一、則隱二竹林一、於レ是天皇權令二弟媛至一、而居二于泳宮一、〈泳宮〉
p.1221 〈此云二區玖利能彌椰一、〉鯉魚浮レ池、朝夕臨視而戯遊、時弟媛欲レ見二其鯉魚遊一、而密來臨レ池、天皇則留而通レ之、爰弟媛以爲、夫婦之道、古今達則也、然於レ吾而不レ便、則請二天皇一曰、妾性不レ欲二交接之道一、今不レ勝二皇命之威一、暫納二帷幕之中一、然意所レ不レ快、亦形姿穢陋、久之不レ堪レ陪二於掖庭一、唯有二妾姊一、名曰二八坂入媛一、容姿麗美、志亦貞潔、宜レ納二後宮一、天皇聽レ之、仍喚二八坂入媛一爲レ妃、
〔日本書紀〕
〈八仲哀〉
p.1221 二年正月甲子、先レ是娶二叔父彦人大兄之女大中姫一爲レ妃、
〔日本書紀〕
〈十應神〉
p.1221 二年三月壬午、先レ是天皇以二皇后姊高城入姫一爲レ妃、〈◯中略〉又妃、皇后弟、弟姫、
〔日本書紀〕
〈十一仁徳〉
p.1221 二年三月戊寅、妃日向髮長媛、生二大草香皇子、幡梭(ハタヒノ)皇女一、
〔日本書紀〕
〈十二履仲〉
p.1221 元年七月壬子、立二葦田宿禰之女黒媛一爲二皇妃一、
〔日本書紀〕
〈十三安康〉
p.1221 元年二月戊辰朔、爰取二大草香皇子之妻中蒂(ナカシ)姫一、納二于宮中一、因爲レ妃、
〔日本書紀〕
〈十八安閑〉
p.1221 元年三月戊子、立二三(ミタリノ)妃一、許勢男人大臣女、紗手媛、紗手媛弟、香香有媛、物部木蓮子〈木蓮子、此云二伊拖寐一〉大連女、宅(ヤカ)媛、
〔日本書紀〕
〈二十一崇峻〉
p.1221 元年三月、立二大伴糠手連女、小手子一、爲レ妃、是生三蜂子皇子、與二錦代皇女一、
〔一代要記〕
〈二桓武〉
p.1221 妃三品酒人内親王〈天皇庶妹也、齋宮後、天皇納二之腋庭一寵幸第一也、〉
〔日本後紀〕
〈東大寺要録所引〉
p.1221 天長六年八月丁卯、二品酒人内親王薨、廣仁〈◯光仁〉天皇之皇女也、母贈吉野皇后〈◯井上内親王〉也、容貌妖麗、柔質窈窕、幼配二齋宮一、年長而還、俄叙二三品一、桓武納二之掖庭一、寵幸方盛、生二皇子朝原内親王一、爲レ性倨傲、情操不レ修、天皇不レ禁、任二其所一レ欲、婬行彌増、不レ能二自制一、弘仁中、優二其衰暮一特授二二品一、〈◯中略〉薨時年七十六、
〔水鏡〕
〈下光仁〉
p.1221 寶龜四年正月十四日に、山部親王〈◯桓武〉の中務卿と申しておはせし、東宮にたち給ふ、〈◯中略〉大臣以下、御門〈◯光仁〉に申していはく、儲君はしばしもおはせずしてあるべき事ならず、すみやかに立て奉り賜へと申しかば、御門たれをかたつべきとの賜はせしかば、百川すヽみて、
p.1222 第一の御子山部親王をたて申賜ふべしと申き、〈◯中略〉濱成申ていはく、山部親王は御母いやしくおはす、いかでか位につき賜はんと申しかば、御門まことにさる事也、酒人内親王をたて申さんとのたまひき、
◯按ズルニ、酒人内親王ハ、井上皇后ノ女ニシテ、桓武天皇ノ庶妹ナリ、然ルニ大日本史后妃傳ニ日本後紀ノ贈吉野皇后ヲ桓武天皇ノ御母高野贈皇后ノ事トシ、桓武天皇ト酒人内親王トヲ、同皇后ノ所生トセシハ誤ナリ、其御同母ニアラザルコトハ上文ニテ明ナリ、
〔類聚國史〕
〈四十後宮〉
p.1222 大同四年六月丁亥、立二高津内親王一爲レ妃、
〔日本書紀〕
〈四孝元〉
p.1222 七年二月丁卯、次妃河内青玉繫女、埴安媛、生二武埴安彦命一、
〔日本書紀〕
〈四開化〉
p.1222 六年正月甲寅、次妃和珥臣遠祖、姥津命之妹、姥津媛、生二彦坐王一、
〔日本書紀〕
〈五崇神〉
p.1222 元年二月丙寅、次妃尾張大海媛、生二八坂入彦命一、
〔日本書紀〕
〈七景行〉
p.1222 四年二月甲子、次妃五十河媛生二神櫛皇子一、〈◯中略〉次妃阿倍氏木事之女高田媛、生二武國凝別皇子一、〈◯中略〉次妃日向髮長大田根媛、生二日向襲津彦皇子一、〈◯中略〉次妃襲武媛、生二國乳別皇子一、
〔日本書紀〕
〈十應神〉
p.1222 二年三月壬午、次妃和珥臣祖、日觸使主之女、宮主宅媛、〈◯中略〉次妃宅媛之弟、小甂媛〈小甂、此云二烏儺謎一、◯中略〉次妃河沠仲彦女弟姫、〈◯中略〉次妃、櫻井田部連男鉏之妹絲媛、〈◯中略〉次妃日向泉長姫、
〔日本書紀〕
〈十七繼體〉
p.1222 元年三月癸酉、納二八妃一、〈◯中略〉次妃三尾角折君妹曰二稚子媛一、〈◯下略〉
〔日本書紀〕
〈十九欽明〉
p.1222 二年三月、納二五妃一、〈◯中略〉次妃蘇我大臣稻目宿禰女曰二堅鹽媛一、〈堅鹽、此云二岐拖一、〉生二七男六女一、〈◯下略〉
〔日本書紀〕
〈二十五孝徳〉
p.1222 大化元年七月戊辰、立二二妃一、〈◯中略〉次妃(○○)蘇我山田石川麻呂大臣女曰二乳(チノ)娘一、
〔日本書紀〕
〈二十九天武〉
p.1222 二年二月癸未、先納二皇后姊大田皇女一爲レ妃、生三大來皇女與二大津皇子一、次妃大江皇女生三長皇子、與二弓削皇子一、次妃新田部皇女、生二舍人皇子一、
〔日本書紀〕
〈十八宣化〉
p.1222 元年三月己酉、前庶妃(○○)大河内稚子媛、生二一男一、是曰二火㷔(ホノヲノ)皇子一、是椎田君之先也、
〔諸官符案〕
p.1223 太政官符
中務式部民部宮内等省
三品爲子内親王
右大納言正三位兼行左近衞大將藤原朝臣時平宣、奉レ勅以二件内親王一定爲レ妃者、省承知、符到奉行、藤原朝臣枝良 遣唐録事從七位上守左少史
寛平九年七月廿五日、
〔日本後紀〕
〈二十四嵯峨〉
p.1223 弘仁六年七月壬午、夫人從三位多治比眞人高子爲レ妃、
〔日本紀略〕
〈一醍醐〉
p.1223 寛平九年七月廿五日戊戌、以二無品爲子内親王一、叙二三品一爲レ妃、
〔日本紀略〕
〈淳和〉
p.1223 天長三年三月己巳、妃〈◯嵯峨〉從二位多治比眞人高子薨、贈二從一位一、年卅九、遣レ使就レ第詔曰云々、
〔日本紀略〕
〈一醍醐〉
p.1223 昌泰二年三月十四日丁未、妃三品爲子内親王薨、天皇不レ視レ事三日、 廿一日甲寅、贈二故妃爲子内親王一品一、兼給二大藏省商布民部省米一宛二喪料一云々、差二中納言藤原國經等一爲レ使、就レ家宣制、
〔續日本紀〕
〈三十九桓武〉
p.1223 延暦七年五月辛亥、夫人從三位藤原朝臣旅子薨、詔遣二中納言正三位兼中務卿藤原朝臣小黒麻呂、參議治部卿正四位下壹志濃王等一、監二護喪事一、又遣二中納言從三位兼兵部卿皇后宮大夫石川朝臣名足、參議左大辨正四位下兼春宮大夫中衞中將紀朝臣古佐美一、就レ第宣レ詔、贈二妃并正一位一、妃、贈右大臣從二位藤原朝臣百川之女也、延暦初納二於後宮一、尋授二從三位一、五年進爲二夫人一、生二大伴親王一、薨時年三十、
〔日本後紀〕
〈二十二嵯峨〉
p.1223 弘仁三年五月癸酉、妃〈◯平城〉二品朝原内親王辭レ職許レ之、 癸未、妃四品大宅内親王辭レ職許レ之、
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