たますだれ（玉簾）

たますだれ（玉簾）→しずかなともしびのかげ（静かな灯の影）

くれかかる−ひまほのかなる−たますたれ−しつかにみゆる−ともしひのかけ

【大永四年月並千二百韻】／何色［うめのはな］／月並千二百韻／大永4(1524)年1月23日

あめそそく−かすみのつゆの−たますたれ−しつかにあくる−ともしひのかけ

【天文年間百韻３８巻】／何人［みれはみし］／天文13(1545)年12月25日

あさくるうぐいす（朝来る鶯）→たますだれ（玉簾）

あさけしつかに−きぬるうくひす−たますたれ−まけはそともの−うちかすみ

【天文年間百韻３８巻】／何路［ほとときす］／天文24(1555)年4月10日

あさとあくれは−きぬるうくひす−たますたれ−ひま□のとかに−ひのさして

【永禄年間百韻２８巻】／□□［ゆきにうめ］／永禄5(1562)年2月1日

あさけしずか（朝明け静か）→たますだれ（玉簾）

あさけしつかに−かせわたるみゆ−ともしひの−かけはよふかき−たますたれ

【大永四年月並千二百韻】／□□［わけくらし］／月並千二百韻／大永4(1524)年7月23日

あさけしつかに−きぬるうくひす−たますたれ−まけはそともの−うちかすみ

【天文年間百韻３８巻】／何路［ほとときす］／天文24(1555)年4月10日

かぜににおうたちばな（風に匂う橘）→たますだれ（玉簾）

かせのいつくか−にほふたちはな−ふかきよを−しらてまきつる−たますたれ

【天文廿四年梅千句】／山何［うちなひき］／天文24(1555)年正月7日

つゆちるかせに−にほふたちはな−たますたれ−のきはのつきに−まきあけて

【新撰菟玖波集／実隆本】／秋下／明応4(1495)年9月26日