まつかぜのこえ(松風の声)
まつかぜのこえ(松風の声)→つきをみる(月を見る)
- しつこころなき−まつかせのこゑ−つゆふかき−こはきかうへの−つきをみて
- 【文安月千句】/何船[つきはなを]/文安2(1445)年8月15日
- またおとろくや−まつかせのこゑ−ふくるよの−ねやにもりくる−つきをみて
- 【文明年間百韻34巻】/□□[はたはりや]/文明14(1482)年9月
まつかぜのこえ(松風の声)→はなちる(花散る)
- さひしきやまの−まつかせのこゑ−みはやすを−まちあへぬまの−はなちりて
- 【天文年間百韻38巻】/何木[あすのなを]/天文17(1548)年8月14日
- よにとほやまの−まつかせのこゑ−たつねこし−ひともあとなく−はなちりて
- 【基佐集/静嘉堂文庫本】/春/永正6(1509)年以前
みねのいお(峰の庵)→まつかぜのこえ(松風の声)
- みねのいほ−このはののちも−すみあかて−さひしさならふ−まつかせのこゑ
- 【長享年間百韻6巻】/何人[ゆきなから]/長享2(1488)年1月22日
- しつけさは−ひとりかうへの−みねのいほ−ともとたのむも−まつかせのこゑ
- 【永正年間百韻34巻】/何路[はやみのに]/永正12(1515)年11月10日