むかしをおもうなみだ（昔を思う涙）

むかしをおもうなみだ（昔を思う涙）→あきはかなしい（秋は悲しい）

むかしおもふ−なみたにつきや−くもるらむ−いととねさめの−あきそかなしき

【成立不詳・宗長以前１５巻】／□□［またもなき］／成立時不詳

むかしおもふ−なみたもつゆも−そてのうへ−ひとのこころの−あきそかなしき

【文禄年間百韻１２巻】／□□［けさのまに］／文禄2(1593)年1月14日

むかしをおもうなみだ（昔を思う涙）→くさのいお（草の庵）

むかしおもふ−こよひはなみた−もよほして−くさのいほりの−あめのさひしさ

【初瀬千句】／何人［なつやまに］／享徳元・2(1452)年、4月

むかしおもふ−なみたにかすむ−よはのつき−くさのいほりの−ゆふくれのはる

【文明十四年万句５２巻】／何木［あきのひも］／文明14(1482)年7月4日〜9月14日