ものおもうころ(物思う頃)
ものおもうころ(物思う頃)→いかなる(如何なる)
- こころくたけて−ものおもふころ−ひとはうし−ゆきてとはむも−いかならむ
- 【難波田千句】/□□[あけほのを]/文明14(1482)年10月前後
- つゆのみたれに−ものおもふころ−よしやとの−ゆふへよあきよ−いかならむ
- 【永正年間百韻34巻】/何人[みちしあれや]/永正2(1505)年1月1日
ものおもうころ(物思う頃)→だれがうい(誰が憂い)
- つゆもわかみの−ものおもふころ−あちきなや−たれゆゑそらも−うかるらむ
- 【太神宮法楽千句】/白何[つゆなから]/長享2(1488)年7月
- なみたすすろに−ものおもふころ−ちきらすよ−たれにゆふへの−うかるらむ
- 【竹林抄/新古典文学大系本】/恋上/文明8(1476)年5月頃
おぎにかぜ(荻に風)→ものおもうころ(物思う頃)
- をきにかせ−ほのかにしのふ−ゆふまくれ−つきにもみえし−ものおもふころ
- 【河越千句】/白何[はるかせに]/文明2(1470)年正月10〜12日
- をきにかせ−ややはたさむく−はやなりて−つゆもわかみの−ものおもふころ
- 【太神宮法楽千句】/白何[つゆなから]/長享2(1488)年7月