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p.0747 草ニハ、一年生ノモノト、宿根ノモノトアレドモ、木ノ堅
ナル枝幹ヲ有シ、年々成長スルモノト自ラ異ナリ、而シテ舊來ノ本草家ハ之ヲ山草、芳草、濕草、毒草、蔓草、水草、石草、葷草等ニ類別シタリ、種子若シクハ莖、根等ヲ、日常ノ食用ニ供スル爲ニ、特ニ栽培セラルヽモノニハ稻、麥、粟、黍、稗、蕎麥、大豆、小豆、胡麻、大根、蕪菁、牛蒡、茄子、瓜、芋等、其數甚ダ多シ、謂ユル穀類、菜類是ナリ、又花葉ヲ觀賞シ、或ハ藥用ニ供スル爲ニ培養セラレ、採集セラルヽ草本モ亦頗ル多シ、
字附〉 孫愐切韻云草、〈音早、和名久佐、〉百卉總名也、
百芔也、〈卉下曰艸之總名也、是謂二轉注一、二
三
〈下二正、音諱、クサ、〉 卉〈同〉
〈莫
〉
蕪 菜〈草也〉 毛 鬯 艸〈艸イ〉
〈亦クスカツラ〉 蔍 藿 卉〈已上同古文作レ
(同)
(同) 榮(クサバナ) 草花(同)
てクサといひ、雜字
(クサ)野神社あり、説文に
(クサヲカラサネ)、 又四卷に、板蓋之(イタブキノ)、黒木乃屋根者(クロキノヤネハ)、山近之(ヤマチカシ)、明日取而(アケムヒトリテ)、持將參來(モチテマヰコム)、黒樹取(クロギトリ)、草毛刈乍(カヤモカリツヽ)、仕目利(ツカヘメド)、勤和氣登(イソシキワケト)、將譽十方不在(ホメムトモアラズ)、又八卷に、波太須珠寸(ハタススキ)、尾花逆葺(ヲバナサカフキ)、黒木用(クロキモテ)、造有家者(ツクレルイヘハ)、迄萬代(ヨロヅヨマデニ)、これらを合て思べし、茅(カヤ)と云一種あるも、屋ふくに主と用る故の名なり、さて野神の御名に負給へる故は、野の主とある物は草にて、草の用は、屋葺ぞ主なりける、故草字をやがて加夜(カヤ)とも訓り、上代は大御殿を始て、凡て草もて葺つればなり、
(○○)一、葉蕚(○○)屬レ陽、華實(○○)屬レ陰、由レ是草中有レ木、木中有レ草、得二氣之粹一者爲レ良、得二氣之戻一者爲レ毒、故有二五形〈金木水火土〉五氣、〈香臭臊腥膻〉五色、〈青赤黄白黒〉五味、〈酸苦甘辛鹹〉五性、〈寒熱温凉平〉五用一、〈升降浮沈中〉神農嘗而辨レ之、黄帝述而著レ之、
菜、落葵、苦瓜ハ不レ可レ爲レ菜、然ドモ爲二菜類一、蘆ハ水草也、溼艸類ニノス、連翹ハ蔓草ナリ、不レ生二于隰地一、然ニ隰草ニノス、胡椒ハ蔓草ナリ、然ニ諸木實ト同ク味果類ニノス、故ニ人誤認テ木實トス、常山ト莽艸ハ木ナリ、非二草品一載二之毒艸一、石龍芮止扁ハ、本艸曰無レ毒、然ルニ毒草類ニ載レ之、羊蹄ハ非二水艸一、虎耳草酸醤艸植レ之令レ伴レ石則可也、然非二石草一、水芹有二芳香一、水草也、非二辛辣之物一、然ニ葷辛菜トス、馬勃ハ芝栭ノ類ナリ、然ニ苔類ニ載タリ、水草類ニ海藻、海蘊、海蔕、昆布、石帆、水松等ノ海物ヲ載タリ、淡水ニ生ズル草ト雜記ス、河海淡鹹ノ別ナシ、苔類ニ、陟釐、乾苔ノ海物ヲ卷柏、玉柏、屋遊等山陸ノ産物雜記ス、水菜類ニ所レ載ハ皆海菜ナリ、水草類ノ内、海藻以下數品ト同類ナリ、然ラバ則海艸門一類ニシテノスベキニ不レ然、海草門ナシ、是亦魚品ニ河海ヲ不レ分ガ如シ、山海經爾雅等書皆以レ竹爲レ艸、又竹ヲ非レ木非レ草トシ別爲二一類一説アリ、然ニ綱目ニ竹ヲ苞木類ニノセタリ、〈◯中略〉論二物理一蔓草ハ皆左旋ス、順二天之左旋一也、左旋トハ左ヨリ上リ右ニ落ルヲ云、天道ハ左旋ス、日月星皆同ジ、人ハ北ヲ背ニシ南ニ向ヘバ、左ハ東右ハ西ナリ、日月天行皆東ニノボリ西ニヲツ、是左旋ナリ、順 ナリ、茶臼ノメグルモ、蔓艸ノ物ニマトフモ皆左旋ナリ、右ヨリ上リ左ニ落ルハ右旋ナリ、逆ナリ、或ハ茶臼ノ旋ルモ、蔓艸ノ物ニマトフモ皆右旋ト云人アリ、非ナリ、ヨク思フベシ、人力ヲ以テセズシテ、天氣ト茶臼ト、蔓草トノメグリヲ以テ考フベシ、
私記云、五穀以都々乃太奈豆毛乃、今按五穀、一説云、稷麻豆麥禾也、見二禮記月令注一、〉禾、稷、菽、麥、稻也、
引異、按原書職方氏、豫州其穀宜二五穀一、又云、并州其穀宜二五種一、注並云、五種、黍稷菽麥稻也、其目與レ此合、然於二疾醫一云二五穀一、於二職方氏一云二五種一、其注各別、則鄭意五穀五種不レ同也、源君引二周禮注一、以二黍稷菽麥稻一爲二五穀一者誤、後漢書明帝紀注、引二鄭玄注周禮一云、五穀、桼稷麥麻米也、亦恐誤、又按大戴禮注漢書注五穀、並與二疾醫注一同、孟子注、淮南子注、後漢書班彪傳注、皆以二桼稷菽麥稻一爲二五穀一、與レ此合、又史記、黄帝藝一五種一、索隱云、五種即五穀也、顏師古漢書注、亦謂五種即五穀、蓋源君渉二是等書一而誤也、
〈アハ〉 菽〈マメ〉 麥〈ムキ〉 稻〈イネ〉也 亦云稷 麻 豆 麥 禾也〉〈異本云、稻穀、大麥、小麥、大豆、小豆、常用レ之、〉
之、母二乃鑿一乎、可レ爲二浩歎一矣、右辨二五穀之名目一一條
、麥、瓜、〉
なべて米の一穀なり、豆は大豆、烏豆、燕豆、大角、小豆なべて一穀なり、薭は胡麻、荏、香藁、葟子なべて一穀なり、されば九字は五字の誤なる事うつなし、
蔬〈正〉蔬〈俗、音疎、クサヒラ、〉 葷〈音蘍、音鬼
、臭菜、クサナ、〉
、曰芳、曰馥、曰鬆脆而已、又曰至美之物皆利二于孤行一、言ハ菜ノ可レ食者四アリ、清トハ天然キレイナル物、山蔬、水草、果蓏ノ類ナリ、
藿
、筍、〉
)など束ね括り、三寸ばかりに截て立れば下廣がりて立なり、是も前の如く三ッよせて相撲とらすことおなじ、又松の葉の股を互に引かけて切たるを負とするを松葉きりといふ、此等のわざは異なれども鬪草の類なり、◯按ズルニ、鬪草ノ事ハ、遊戯部物合篇ニ詳ナリ、宜シク參看スベシ、
稻〈伊禰古文〉
稌也、〈今俗
謂二黏者不レ黏者一、未レ去レ穅曰レ稻、
レ稻爲二此春酒一、月令乃命二大酋一、秫稻心齊、内則襍記、並有二稻醴一、左傳進二稻醴粱糗一、是以レ稻爲二黏者之名一、黏者以醸也内則糝
用二稻米一、
人職之餌餈、注亦以爲レ用二稻米一、皆取二其黏一耳、而食醫之職牛宜レ稌、鄭司農説、稌稉也、是又以レ稉釋レ稻、稉其不レ黏者也、孔子曰、食二夫稻一亦不三必專指二黏者一、言職方氏揚荊諸州亦但云、其穀宜レ稻、吾是以知三稌稻之爲二大名一也、玉裁謂、稻其渾言之偁、秔與レ稻對爲二析言之偁一、稻宜レ水、故周禮稻人掌レ稼二下地一、〉从レ禾
聲、〈徒晧切、古音在二三部一、〉
、可二以見一焉、黍稷重
粳(ツルクヒシネ)、鶴
一色の内より異風なる
米〈音匕、是被二含稃殼一、未レ熟者曰レ
〈二俗〉 粃〈
二正、音比之去聲、音匕、ウルシネ、〉
〈ウルシネ〉 粱〈音梁、ウルシネ、〉
〈彩字歟、ウルシネ、〉 粳米〈ウルシネ〉
稻屬〈凡言レ屬者、以レ屬見レ別也、言レ別者以レ別見レ屬也、重二其同一則言レ屬、秔爲二稻屬一是也、重二其異一則言レ別、稗爲二禾別一是也、周禮注曰、州黨族閭比郷之屬、別介次市亭之屬、別小者屬別並言、分合並見也、稻有二至黏者一、
俗秔〈更聲也、陸徳明曰、稉與レ粳皆俗秔字、〉
珠〈名物法言〉 長腰〈故事成語考〉 日日食用ノ米ナリ、早中晩ノ分アリ、ワセヲ早粳ト云、六十餘種アリ、ナカテヲ中粳トモ遲粳トモ云、八十餘種アリ、オクテヲ晩粳ト云、八十種許アリ、
、今據二一本一攺、〉兩收、
〈毛知米(○○○)〉
蒼頡篇云、
字、奴亂反、俗又奴貨反、モチノヨネ、〉
反、今糯、〉
〈正〉
一、故名二餈米(モチコメ)一如レ醸レ酒不レ超レ歳而味變、故今不レ醸レ酒、惟用爲二美淋酒一耳、諸國皆種レ之、河州渚播州明石之産爲レ上、赤糯者粘少、故種レ之者稀、又秈之種有レ糯、名二之大唐糯一、粘少性輕、故病人以爲レ餈食、一種有二未熟糯〈奈末毛知〉者一、土地不レ宜處生レ之、似レ糯而少粘、似秔而甚粘、故爲レ粢不レ美也、堪レ爲二熬餳一、又爲二美淋酎一可也、亦醸レ酒易レ敗、豐州小倉、肥前唐津産多是也、備前播磨肥後亦少出レ之、
裏書
)糯米參拾斛料稻陸伯束〈斛別廿束〉足羽郡捌拾束 大野郡肆拾束 江沼郡貳伯捌拾束 加賀郡貳伯束
(○)稻不レ黏者、〈凡穀皆有二黏者一、有二不黏者一、秫則稷之黏者也、穄則黍之不黏者也、稻有二不黏者一、即稴是也、今俗通謂二不黏者一爲二秈米一、集韵類篇皆云、方言江南呼(○○○○○)レ粳爲(○○)レ秈(○)、亦作レ籼作レ栖、按説文玉篇、皆有レ稴無レ秈、蓋秈即稴字、音變而字異耳、廣雅曰、秈稉也、渾言不レ別也、〉从レ禾兼聲、讀若二風廉之廉一、〈風廉之廉、疑當レ同、食部作二風溓溓一力〉 〈兼切、亦胡兼切、〉
同、所レ謂大冬米(○○○)也、〉
、一種有二鼠米者一、海西最多、江東亦儘有、味美有 レ香、其香雖レ佳、亦嫌レ有二鼠氣一故食レ之者少矣、
苡仁八分、秈米一錢半、夏月一錢二分、山椒八分、右各炒爲二細末一、加二燒白鹽少許一、點レ湯服以代レ茶、コレ京都祇園ノ名物ナリ、祇園コガシトモ云フ、
城一、唐言二新王舍一也、餘傳所レ稱者是矣、又北三十餘里至二那爛陀寺一、唐言二施無厭一也、贍部洲中寺之最者勿レ高レ此矣、〈◯中略〉弉歴二諸國一、風聲久遠、將レ造二其寺一、衆差二大徳四十人一、至莊迎宿、莊即目連之本村也、明日食後僧二百餘、俗人千餘擎レ輿、幢蓋香花來迎、引入二都會一與レ衆相慰問、訖唱令レ住レ寺、〈◯中略〉寺素立レ法通二三藏一者、員置二十人一、由來闕レ一、以二弉風問一、便處二其位一、日給二上饌二十盤、大人米一升、檳榔、豆蔲、龍腦香、乳
蜜等、淨人四、婆羅一一、行乘二象輿一三十人從、大人米者秔米也(○○○○○○○)、大如二烏豆一、飯香百歩、惟此國有、
、濕則汙泥、難レ治而易レ荒、墝埆而殺レ種、其春耕者殺レ種尤甚、故宜二五六月暵
麥一、麥時水澇、不レ得二納種一者、九月中復一轉、至レ春種レ稻、萬不レ失レ一、〈春耕者十石收五、蓋誤レ人耳、〉凡種二下田一、不レ問二秋夏一、候二水盡地白一、背レ時速耕、杷勞頻煩令レ熟、〈過レ燥則堅、過レ雨則泥、所二以宜速耕一、〉二月半種レ稻爲二上時一、三月爲二中時一、四月初及半爲二下時一、漬レ種如レ法、裛令二開口一、耬
種レ之、〈
〈俗〉
〈稻不粘、サクワセ、〉
〈正〉 稴〈或〉
〈俗〉
〈正、ワセオクテ、〉
〈已上ワセ〉
早
疾孰也、〈謂凡穀有二如レ此者一、邠風傳曰、先孰曰レ
稑或从レ翏、〈翏聲也、今周禮作レ稑、毛詩作レ
おそくわれば、色々に變ずる事有り、植前後は此事記ごとくにして、二月彼岸に種子蒔、四月初より同月廿日時分迄に植仕廻、六月末七月の 初にかりて、其跡の田地には蕎麥を蒔、小秬小菜を蒔て、九月末に取て、其跡へ早麥を作り、來年中田晩田をおこし、苗代にする粮料あてがふ、此早稻作る事、百姓の一の徳也、此三度の作何もさほど閙敷なき時分々々仕付て、熟しけるも、其ごとくなるによつて、こなし時も女の隙有てよし、末の暇を奪はず、人手のつかゆるなし、如レ此早稻中田晩田段々順々に作出ざれば、男女閙敷事只一度にかさなり、手廻しよからず、然れば此早稻は戰場の足輕に似て、將棊にては歩兵のごとく、百姓の爲のみにもあらず、領主諸士百家の爲なり、米の稀なる時出來て、切目の專度を助け、其外考るに其利不レ可二勝計一、
嬬等(ヲトメラガ)、行相乃速稻乎(ユキアヒノワセヲ)、刈時(カルトキニ)、成來下(ナリニケラシモ)、芽子花咲(ハギノハナサク)
張(スハリ) 一疾饗膳(トキヤウセン) 右十二色は疾中稻にして、いづれも上白米也、早稻の次に出る、一内藏 一今大塔 一上蜆毛 一小法師 一晩饗膳 一大とご 一半毛(ナカラケ) 一白我社(ワレコソ) 一清水法師 一定法師 一小けば 一大兒(チコ)右合十二品いづれも上米にて、早稻疾中晩中稻と順々に植、又其ごとく熟する也、雖レ然上農下農の替り有て、前も後に成事有、三月始に種子を蒔、四月末に植て、八月末に苅取分、
米、〈和名久萬之禰〉また稻穀部に糙、〈加知之禰〉秳、〈乃古利之禰〉秔米〈宇流之禰〉などもあり、天智紀に稻種(タナシネ)ともよめり、歌には新勅〈秋下、爲家、〉かた岡のもりの梢も色づきぬわさ田のをしね今やからまし、續古〈秋下、入道前太政大臣、〉しらつゆのおくてのをしね打なびき田中の井どに秋風ぞふく、同〈同、雅成親王、〉秋の田のをしね色づく今よりやねられぬいほのよさむなるらん、新後 〈秋下、教定、〉露むすぶ門田のをしねひたすらに月もるよはヽねられやはする、拾玉〈二早苗〉小山田のをしねのなへのとり〴〵にみゆるうゑめのすがたなるかな、長秋詠草、〈中、田家鶯、〉ますらをが秋のをしねをまつがきにまだ春ふかき鳥の聲かな、雲葉集、〈前内大臣家〉もみぢばをそめてしぐるヽ秋山におくてのをしねほしやわぶらん、貞治年中行事歌合、關白良基公不堪田奏、此秋は千町のをしね數そひて作るに堪ぬ坪付もなし、これらの歌いづれもたヾ稻の事によめるをおもふべし、
、熟而
、〈
米(ヒツチ)
(ヒツチ)〈韵略、稻再生者、〉 穭(同)〈順和名、刈採之後自生稻曰レ穭、〉
(ヒツチ) 稻の再生して實なるを云、秋田をかり水をおとして後、干土(ヒツチ)より出て、みのるものなればひつちと云、
〈同和良(○○)、藁同、〉 藁〈可万〉
一焉、王念孫曰、楚於二職方一屬二荊州一、其穀宜レ稻、所レ謂
〈古活反、禾革、ワラ、〉 稾〈正〉
〈ワラ〉
、秸並同、〉
(ワラノハカマ)〈禾皮曰レ
(同) 稭(同) 稾心(ワラシベ)
稈也、〈廣雅左傳注皆云、
稾也、叚借爲二矢榦之稾一、屈平屬二艸稾之稾一、〉从レ禾高聲、〈古老切、二部、〉
、〉 穧〈同〉
〈同〉
稃〈已上同、穀皮也、稻皮也、〉
禾末也、〈穎之言莖也、頸也、近二於采一及貫二於采一者皆是也、大雅實穎實栗、毛曰、穎垂穎也、禹貢鄭注曰、百里賦入レ總、謂レ入二刈木一也、二百里銍、銍斷二去稿一也、三百里秸、秸又去レ穎也、四百里入レ粟、五百里入レ米者、遠彌輕也、禮器稟鞂之設、鄭注穗去レ實曰レ鞂、鞂與レ秸同物、鄭注尚書曰、去レ穎謂レ用二其 一也、注禮器曰、去レ實謂用二其穎一也史記曰、錐處二嚢中一穎脱而出、非二特其未
レ刃授レ穎、是則穎在レ錐、則郤二於末一、在レ刀則
之叚借、禾穰也、此穎通レ穰言レ之、下章之穎則專謂レ垂者、〉
ニオノ字ヲ假借シ、段ニ反ノ字ヲ用ユルト同ジ、或云、永ハ穎ノ草體ノヘンヲ取リ
ナルヲ、永トセシナルベシトイカヾ、◯中略〉永ハ普通ノ俗書ニ、永樂錢ヨリ起ルトスルハ當ラズ、未ダ永樂ノ年號ナキ時ヨリ永錢ノ號アリ、農政座右ニ、水府藥王院文書ニ、穎錢ト云コトアリ、又鎌倉八幡社人大伴忠雄ガ相模志料ニ、永高ノ永、舊ハ穎ナルベシ、延喜式和名抄等ニ、穎稻又本稻本穎等ノ名アリ、終ニ田畠ノ高ヲ、何貫文ト云名ハノコリシナラント、一段二百五十歩、一歩二把ヅヽノ稻把ヲ刈リ出シ、此一把ヨリ二升ヅヽノモミヲ出シ、米トシ テ一升ヲ得ルナリ、此直穎錢一文ナリ、二百五十歩ハ二百五十文、是即チ百疋ナリ、
穎事、撿二案内一、太政官去年九月十七日下二諸國一符偁、自今以後、出擧正税、給レ穀收レ穀、立爲二恒例一者、是則絶二租税耗損之源一、改二吏民塡備之弊一、今被二右大臣宣一偁、奉レ勅、如聞、稻有二早晩一各任二土宜一、而盡レ穎爲レ穀、種子難レ辨、宜下本者收レ穎、利者納レ穀、不レ絶二本穎一廻中充種子上、其承前之事、總納二穎稻一、計帳之日、更出令レ糙、甲乙所レ進、丙丁代糙、至レ有二欠損一、糙者塡レ之、遂乃富強之人、拱手無レ勞、貧弱之家、合門受レ弊、自今以後自糙自進、本稻之外、不レ得レ收レ穎、其用二盡舊稻一、一依二前符一、若有下過レ限收レ穎及遺二舊稻一者上、國郡官司、科二違勅罪一、損秏贓重者、亦計レ贓科レ之、後任國司、阿容受領、與同罪者、諸國承知、依レ件行之、<br/>延暦十八年五月十七日〉
〈二上古文〉
未レ脱二芒稃一者爲レ穀、〈和名毛美〉今俗作二籾字一、其禾芒之形、微似二劍脊刀鋒一、故从レ刄乎、
集歌一、今俗或訛呼二乃偈一、〈◯中略〉説文、芒草端也、按禾芒亦芒之一端、
〈同〉
/糠
也、其近レ米之細者爲二米粃一、是可三以充二古奴加一也、
〈スクモヌカ〉 穅〈音康、ヌカアラ、糠俗、〉
〈音康ヌカアラ、或穅、〉 糩〈俗
、
、
並同、〉
をよめり、
部曰、粟嘉穀實也、嘉穀者禾黍也、實當レ作二人粟一、擧二連秠一者言二之米一、則秠中之人、如二果實之有
米顆〉 米顆(同)
、〈辛
反〉一名糲米(○○○○)、〈音頼、烏米耳、謂舂二一斛之糲一成二八斗之米一也、已上四名出二崔禹一、〉和名多多與禰(○○○○○○)、
米之脱誤、説文、粟重一
、爲二十六斗大半斗一、舂爲二米一斛一曰レ糲、九章算術曰、粟率五十、糲米三十、烏米之名未レ聞、
(○) 唐韻云、
(コヽメ) 能米(同)
餅料〉 粮米一斗八升〈餅料〉
〈同、柯彭反、饘、志良介米(○○○○)、〉
米〈米志良久〉 精
粺
業毇〈八字米志良久〉
舂也、治レ米也、志良久、〈◯中略〉按九章算術云、糲米三十、粺米二十七、謂二舂糲三斗得二粺米二斗七升一也、五曹算經同、説文、粺
〉
、糲米、一斛舂爲二八斗一曰レ
(コメノスリクス)〈米屑也〉
米、〈解工反、陳者紅臰之米名曰二紅米一、已上出二崔禹一、〉和名布留岐與禰(○○○○○)、
、涌出油一瓶等奏聞、即上卿覽了、下二給辨官文殿一已了、其解文曰、太宰府解 申二請官裁一事 言上異端状管豐前國京都郡雨米事副進彼國解文一枚 同國京都〈◯都下恐脱二郡字一〉解文一枚彌勒寺講師長祐牒状一枚 雨米一裹〈◯中略〉長徳五年正月一日 正六位上行大典酒井宿禰
二粳米一爲
