かかるふじなみ（掛かる藤浪）

かかるふじなみ（掛かる藤浪）→たごのながきひ（田子の長き日）

よそのこすゑに−かかるふちなみ−たこのうら−あひきのなはも−なかきひに

【看聞日記紙背５０巻】／何人［うめのなの］／応永30(1423)年5月27日

まつにことさら−かかるふちなみ−ひまもなき−たこのしほくみ−なかきひに

【看聞日記紙背５０巻】／山何［あつさなほ］／応永32(1425)年閏6月25日

かかるふじなみ（掛かる藤浪）→かすむみかさやま（霞む三笠山）

あをはのころに−かかるふちなみ−あけにけり−かすみのひまに−みかさやま

【看聞日記紙背５０巻】／何人［はなのひも］／応永27(1420)年閏1月13日

まつほのほのと−かかるふちなみ−かすみては−なほみねたかし−みかさやま

【看聞日記紙背５０巻】／何船［ことはなに］／応永31(1424)年9月27日

あおばのはなのあと（青葉の花の後）→かかるふじなみ（掛かる藤浪）

まつならて−あをはのゆきや−はなのあと−こときのかたに−かかるふちなみ

【看聞日記紙背５０巻】／山何［かせやくも］／応永26(1419)年10月25日

をしめとも−あをはになりぬ−はなのあと−まつにことさら−かかるふちなみ

【看聞日記紙背５０巻】／山何［あつさなほ］／応永32(1425)年閏6月25日

はなざかり（花盛り）→かかるふじなみ（掛かる藤浪）

さきそひて−まつこそみえね−はなさかり−よそのこすゑに−かかるふちなみ

【看聞日記紙背５０巻】／何人［うめのなの］／応永30(1423)年5月27日

たておくも−ううるもにはの−はなさかり−いはかきつつき−かかるふちなみ

【永禄年間百韻２８巻】／何路［のこりなく］／永禄3(1560)年11月10日