つきがかたむく(月が傾く)
つきがかたむく(月が傾く)→ふるさとにあきのかぜ(古里に秋の風)
- むかしかたりに−つきそかたふく−ふるさとを−とへはをきふく−あきのかせ
- 【文明年間百韻34巻】/何船[かへれとて]/文明18(1486)年3月27日
- たひねのまくら−つきそかたふく−ふるさとに−なみたつたへよ−あきのかせ
- 【竹林抄/新古典文学大系本】/旅/文明8(1476)年5月頃
つきがかたむく(月が傾く)→あきのよ(秋の夜)
- つきかたふきぬ−たれをまつらむ−たのめねと−ひとりはねしの−あきのよに
- 【葉守千句】/一字露顕[よやさむき]/長享元(1487)年10月9日<〜11日>
- かくれてくもに−つきかたふきぬ−あふきをも−おきわすれぬる−あきのよに
- 【天文十八年梅千句】/青何[ゆけはうめ]/天文18(1549)年正月11日
かねなる(鐘鳴る)→つきがかたむく(月が傾く)
- やまふかく−すむひとしるき−かねなりて−よをおとろけと−つきそかたふく
- 【明応年間百韻22巻】/何人[あさかすみ]/明応4(1495)年1月6日
- たちまよふ−そらのおくより−かねなりて−あかつきさむみ−つきそかたふく
- 【明応年間百韻22巻】/何水[あけほのを]/明応8(1499)年2月19日