つれない(連れない)
つれない(連れない)→なくやまほととぎす(鳴く山時鳥)
- つれなきに−なとつれなくて−すくさまし−まつにはなかぬ−やまほとときす
- 【天正四年万句70巻】/何路[みそきする]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日
- つれなきに−なほまつかせは−きくもうし−やまほとときす−みねこえてなけ
- 【下草/続群書類従本】/夏/不明
つれない(連れない)→ありあけのつき(有明の月)
- つれなきも−つゐのよるへと−なりやせむ−あかつきかたの−ありあけのつき
- 【天正四年万句70巻】/玉何[まつはらも]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日
- つれなきも−またつれなきや−うらむらむ−まつのはさはる−ありあけのつき
- 【園塵第一/続群書類従本】/秋/長享2年
おもいたえる(思い耐える)→つれない(連れない)
- おもひたえよの−ひとのこころか−つれなくは−やましといへは−とふもうし
- 【壁草/大東急記念文庫本】/恋上/永正8(1512)年11月3日〜永正9年
- おもひたえよの−こころうらめし−つれなくは−みえぬものから−とにかくに
- 【老葉/毛利本】/恋下/(文明17(1485)年7月23日頃)