におうたちばな(匂う橘)
におうたちばな(匂う橘)→こすのと(小簾の外)
- したかせとほく−にほふたちはな−こすのとに−くもますすしき−つきふけて
- 【天文年間百韻38巻】/何路[ひとこゑや]/天文14(1545)年5月8日
- くちきのかたえ−にほふたちはな−こすのとに−たちすすみつつ−はしゐして
- 【天正四年万句70巻】/何文[しのひねに]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日
におうたちばな(匂う橘)→あさつゆ(朝露)
- こかくれてのみ−にほふやまふき−あさつゆに−ぬれてやてふの−めくるらむ
- 【大永年間百韻14巻】/何木[はなにたて]/大永8(1528)年2月23日
- みちのへかけて−にほふやまふき−おきこほれ−かすむまかきの−あさつゆに
- 【月村抜句/書陵部本】/永正十四年/
ほととぎす(時鳥)→におうたちばな(匂う橘)
- さとわけて−ここにやすらへ−ほとときす−ひときもとほし−にほふたちはな
- 【文明年間百韻34巻】/□□[はたはりや]/文明14(1482)年9月
- ひとこゑや−はやましけやま−ほとときす−したかせとほく−にほふたちはな
- 【天文年間百韻38巻】/何路[ひとこゑや]/天文14(1545)年5月8日
- ほとときす−なれもたひなる−しのひねに−さきそめつつも−にほふたちはな
- 【天和年間百韻2巻】/□□[つきになほ]/天和2(1682)年3月27日