はるすぎる(春過ぎる)
はるすぎる(春過ぎる)→ひがながい(日が長い)
- おのつから−とはれしころの−はるすきて−まつひとはこす−ひこそなかけれ
- 【紫野千句】/山何[ゆふたちは]/延文2(1357)年以後-応安3年6月以前
- はなにわれ−こころつくしの−はるすきて−のとかにくらす−ひこそなかけれ
- 【宗長関係8種】/老耳/天理本/
やまほととぎす(山時鳥)→はるすぎる(春過ぎる)
- やまほとときす−きなけこのころ−ときわかぬ−たににははるや−すきぬらむ
- 【享徳二年千句】/何玉[くらからぬ]/享徳2(1453)年8月11日〜13日
- あとはおとはの−やまほとときす−むらさめや−こすゑはるかに−すきぬらむ
- 【伊庭千句】/白何[けさやはる]/大永4(1524)年3月17日〜21日
よしのがわのはな(吉野川の花)→はるすぎる(春過ぎる)
- よしのかは−ひとひもちらぬ−はなもなし−みゆききえつつ−はるもすきけり
- 【伊庭千句】/何木[うつりきて]/大永4(1524)年3月17日〜21日
- やまふきの−はなさきつつく−よしのかは−せかれぬみつと−はるもすきけり
- 【成立不詳・宗長以前15巻】/何船[しもしろき]/成立時不詳