みねのくも（峰の雲）

みねのくも（峰の雲）→やまほととぎす（山時鳥）

あらましに−こよひもあけぬ−みねのくも−かならすいつの−やまほとときす

【永正十花千句】／何船［ねぬるよを］／永正13(1516)年3月11日〜14日

なかめつつ−かたみもつらき−みねのくも−いつらはこえし−やまほとときす

【成立不詳・宗養以前８巻】／何木［とこなつに］／成立時不詳

かさなるやま（重なる山）→みねのくも（峰の雲）

かさなるやまの−みちはとほくて−かくれるは−いつこならまし−みねのくも

【諸尊法紙背３巻】／旧何［あきまてと］／建武4(1337)年6月29日

かさなるやまの−おくそしつけき−みよしのに−いるあとかくせ−みねのくも

【諸家月次連歌抄】／諸家月次連歌抄／成立()年未詳

ゆうぐれのやま（夕暮れの山）→みねのくも（峰の雲）

ひもさむけなる−ゆふくれのやま−みねのくも−かへるやゆきを−さそふらむ

【難波田千句】／□□［あけほのを］／文明14(1482)年10月前後

つきをはいそけ−ゆふくれのやま−あらましの−こころにかかる−みねのくも

【文明年間百韻３４巻】／夕何［みつみえぬ］／千句第□／文明17(1485)年6月26日