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あきがくる(秋が来る)

あきがくる(秋が来る)→つきいでる(月出る)

かせはをきふく−あきはきにけり−くれぬまは−またかけかくす−つきいてて
【永正十花千句】/何田[はなにこひ]/永正13(1516)年3月11日〜14日
くものゆきかひ−あきはきにけり−あさかほに−そらさへみゆる−つきいてて
【享禄年間百韻8巻】/懐旧[ゆふたちの]/享禄5(1532)年6月8日

あきがくる(秋が来る)→はぎさく(萩咲く)

をきのかせふく−あきはきにけり−つきかけも−いろなるつゆに−はきさきて
【諸家月次連歌抄】/諸家月次連歌抄/成立()年未詳
なほふるさとの−あきはきにけり−うゑおきし−あさちましりに−はきさきて
【基佐集/静嘉堂文庫本】/秋/永正6(1509)年以前

あきがくる(秋が来る)→いなおおせどり(稲負鳥)

やなきかけ−それともなしに−あきはきて−かせうちなひき−いなおほせとり
【宗長追善千句】/片何[やまさくら]/(享禄5)天文元(1532)年3月25日
しはのとの−こころもしらす−あきはきて−こひちをみする−いなおほせとり
【基佐集/静嘉堂文庫本】/雑/永正6(1509)年以前

ひとのこころのかわるよのなか(人の心の変わる世の中)→あきがくる(秋が来る)

ひとのこころの−かはるよのなか−うつせみの−はやまおろしに−あきはきて
【専順宗祇百句付】/専順宗祇百句付/応仁2(1468)年5月下旬
ひとのこころの−かはるよのなか−しるしらぬ−ひとつなみたに−あきはきて
【専順宗祇百句付】/専順宗祇百句付/応仁2(1468)年5月下旬

ほたるとぶそら(蛍飛ぶ空)→あきがくる(秋が来る)

たとるみちをや−ほたるとふそら−うすものの−そてにおほゆる−あきのきて
【天文廿四年梅千句】/二字反音[くれなゐの]/天文24(1555)年正月7日
かせのよるよる−ほたるとふそら−あしかきの−すまひはかなき−あきのきて
【永正年間百韻34巻】/何船[うちなひき]/永正13(1516)年1月