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おもかげ(面影)

おもかげ(面影)→ありあけのつき(有明の月)

おもかけの−なきこそはるの−わかれなれ−かすみきえたる−ありあけのつき
【菟玖波集/広島大学本】/雑一/文和5(1356)年冬〜翌年の春
おもかけの−おなしすかたを−あらはして−うのはなやまに−ありあけのつき
【老葉/吉川本】/夏/文明13(1481)年夏頃

そでのうつりが(袖の移り香)→おもかげ(面影)

これそかたみの−そてのうつりか−おもかけは−てにもたまらす−またきえて
【美濃千句】/何草[いつくにて]/文明4(1473)年12月16日〜21日
わかれしきみか−そてのうつりか−おもかけは−なかなかつらき−なこりにて
【天文年間百韻38巻】/何人[にほへかつ]/天文13(1544)年1月29日
わすれむものか−そてのうつりか−おもかけは−くれしものこる−きくのあき
【天正年間百韻57巻】/何船[みちみちを]/天正13(1585)年5月27日

やどをとう(宿を訪う)→おもかげ(面影)

ゆきすきかたき−やとやとはまし−おもかけの−ひかふるあたり−こまとめて
【宗長関係8種】/興津宛/書陵部本/
をしへすてたる−やとやとはまし−おもかけの−さきたつはかり−しるへして
【宗長関係8種】/老耳/天理本/

わかれじのあと(別れ路の跡)→おもかげ(面影)

あくかれいつる−わかれちのあと−おもかけに−わかたましひや−つれぬらむ
【難波田千句】/□□[あけほのを]/文明14(1482)年10月前後
くもこそかたみ−わかれちのあと−ゆふへには−あめともなれる−おもかけに
【難波田千句】/□□[にしきにて]/文明14(1482)年10月前後