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あかつき(暁)

あかつき(暁)→きぬぎぬのそで(後朝の袖)

あかつきの−かねにあはれは−もよほされ−ひかへかねたる−きぬきぬのそて
【羽柴千句】/何船[ときはきも]/天正6(1578)年5月18・19日
あかつきの−つきもみにしむ−たまくらに−つゆをかたみの−きぬきぬのそて
【永正年間百韻34巻】/何人[つきはなを]/永正2(1505)年9月13日

ありあけのつき(有明の月)→あかつき(暁)

みれはみにしむ−ありあけのつき−あかつきの−あらしにゆめの−さめてのち
【文明十四年万句52巻】/二字反音[はなはみな]/文明14(1482)年7月4日〜9月14日
みよとやのこる−ありあけのつき−あかつきの−かねよりのちも−よはなかし
【菟玖波集/広島大学本】/秋下/文和5(1356)年冬〜翌年の春

かわぞいのみち(川沿いの道)→あかつき(暁)

みつうちけふる−かはそひのみち−あかつきの−つきのこるえに−ふねさして
【河越千句】/二字反音[はるみても]/文明2(1470)年正月10〜12日
かすかにのこる−かはそひのみち−あかつきの−やまにかかれる−よはのつき
【文明年間百韻34巻】/何木[うめかかを]/文明15(1483)年2月19日

そでぬれる(袖濡れる)→あかつき(暁)

たのまぬよはも−そてはぬれけり−あかつきの−つきにおちくる−かねのおと
【大永年間百韻14巻】/山何[うめやなき]/大永7(1527)年1月19日
おとろくほとに−そてはぬれけり−あかつきの−かねこそゆめの−わかれなれ
【菟玖波集/広島大学本】/恋中/文和5(1356)年冬〜翌年の春