ちるはな(散る花)
ちるはな(散る花)→うぐいすのこえ(鶯の声)
- ちるはなの−なみのしたくさ−かせみえて−やなきやうきね−うくひすのこゑ
- 【天文年間百韻38巻】/朝何[またてきく]/天文9(1540)年4月25日
- ちるはなの−やまちやきりに−まかふらむ−たにのといつる−うくひすのこゑ
- 【元亀年間百韻6巻】/何船[むさしのも]/元亀3(1572)年3月18日
ちるはな(散る花)→うぐいすがなく(鶯が鳴く)
- ちるはなの−のちにはいかて−つけぬらむ−けさはつこゑの−うくひすそなく
- 【天正四年万句70巻】/何船[そらにまつ]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日
- ちるはなの−とかをはかせに−なしはてて−こつたひすてす−うくひすそなく
- 【下草/龍谷大学本】/春/延徳2(1490)年〜3年春頃
まつふくかぜ(松吹く風)→ちるはな(散る花)
- まつふくかせも−かすみはてけり−ちるはなの−にほひをはるの−なこりにて
- 【成立不詳・心敬以前14巻】/何人[このもとの]/成立時不詳
- まつふくかせも−ゆめはみせけり−ちるはなの−かをるまくらに−めもあはて
- 【専順関係2種】/春/応仁元(1467)年5月10日