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うぐいすがなく(鶯が鳴く)

うぐいすがなく(鶯が鳴く)→あけがた(明け方)

ねくらもしるく−うくひすそなく−つきかすむ−にひたまくらの−あけかたに
【享徳二年千句】/何路[くまもなき]/享徳2(1453)年8月11日〜13日
はねならはしの−うくひすそなく−さそはれむ−はるをちさとの−あけかたに
【池田千句】/唐何[はなにあけて]/永正7(1510)年春以前<永正5年春>
またふるゆきを−うくひすそなく−たけあめる−とほそはまたき−あけかたに
【永正年間百韻34巻】/山家[ひとめさへ]/永正8(1511)年11月3日

うぐいすがなく(鶯が鳴く)→はなとあさぼらけ(花と朝ぼらけ)

あはれをそへて−うくひすそなく−あかすねし−つきとはなとの−あさほらけ
【永禄元年花千句】/□□[さそふなよ]/永禄元(1558)年3月23日〜25日
さそふひかけに−うくひすそなく−さきいてぬ−はなのにほひや−あさほらけ
【成立不詳・宗長以前15巻】/名号[なかはひと]/成立時不詳

うぐいすがなく(鶯が鳴く)→かすむこのあした(霞むこの朝)

はねならはせる−うくひすそなく−このあした−ほのほのかすむ−のにいてて
【出陣千句】/何袋[はなさかり]/永正元(1504)年10月25日〜27日
たけをはやしと−うくひすそなく−うちなひき−かすみにけりな−このあした
【成立不詳・宗砌以前6巻】/唐何[なてしこの]/成立時不詳

うぐいすがなく(鶯が鳴く)→あさぼらけ(朝ぼらけ)

うくひすのなく−こゑのしつけさ−うちなひく−のへはかすみの−あさほらけ
【天正年間百韻57巻】/何路[かすむよの]/天正6(1578)年2月18日
きけはかすかに−うくひすのなく−かけひろき−たけのはやしの−あさほらけ
【元和年間百韻24巻】/□□[とけゆけは]/裏白/元和8(1622)年1月3日

うぐいすがなく(鶯が鳴く)→ほととぎす(時鳥)

なつもかへらて−うくひすのなく−はつこゑを−いつしかとまつ−ほとときす
【天正年間百韻57巻】/□□[かみかきの]/天正17(1589)年5月24日
ゆくをやしたふ−うくひすのなく−ほとときす−すをたつこゑも−きかまほし
【春夢草/書陵部本】/夏/永正12(1516)年、13年

ちるはな(散る花)→うぐいすがなく(鶯が鳴く)

ちるはなの−のちにはいかて−つけぬらむ−けさはつこゑの−うくひすそなく
【天正四年万句70巻】/何船[そらにまつ]/天正4(1576)年5月6日〜7月19日
ちるはなの−とかをはかせに−なしはてて−こつたひすてす−うくひすそなく
【下草/龍谷大学本】/春/延徳2(1490)年〜3年春頃

はなさく(花咲く)→うぐいすがなく(鶯が鳴く)

くれたけの−はやしつつきに−はなさきて−ねくらさためす−うくひすそなく
【延徳年間百韻16巻】/何路[かすみさへ]/延徳4(1492)年1月22日
はるやまの−みねのいほりに−はなさきて−たにをわかよと−うくひすそなく
【宗砌関係9種】/宗砌発句並付句抜書/小松天満宮本/

はるがくる(春が来る)→うぐいすがなく(鶯が鳴く)

やまさとの−みちのなきたに−はるのきて−けさをはつねの−うくひすそなく
【紫野千句】/唐何[かせやこれ]/延文2(1357)年以後-応安3年6月以前
のちのちに−はなのさくへき−はるのきて−やとのあしたに−うくひすそなく
【文明十四年万句52巻】/何寺[きりうすみ]/文明14(1482)年7月4日〜9月14日
ふるとしの−ゆきのこなたに−はるはきて−おくるあしたに−うくひすそなく
【享徳二年千句】/何船[よもにちる]/享徳2(1453)年8月11日〜13日
たれかはと−おもふさとにも−はるはきて−わかみのともと−うくひすそなく
【延徳年間百韻16巻】/山何[ふきもこぬ]/延徳2(1490)年9月20日

はるのはな(春の花)→うぐいすがなく(鶯が鳴く)

ひときさへ−あはれをしたふ−はるのはな−そのふをちかみ−うくひすのなく
【天正年間百韻57巻】/xx[わけゆかは]/天正4(1576)年8月19日
もるひとも−なきやおいきの−はるのはな−うくひすのなく−こゑのしつけさ
【天正年間百韻57巻】/何路[かすむよの]/天正6(1578)年2月18日